この度正式的なものとなったわけだが、ブラックベリーのスマートフォン市場でのシェアはとうとう0%になった。
調査会社のガートナーによると、2016年の第4四半期はブラックベリーOSを搭載した端末が20万8000台売れただけだったという。これはかつて、スマートフォン市場を先導していたブランドが今や無関係なところまで追いやられた、ということだ。
Statistaのこのチャートは、ブラックベリーの墜落がどのくらい深いものだったかということを示している。とはいえ、これは驚くべきことではない。なぜならブラックベリーは昨年9月に、数年後にはハードウェア事業からの撤退を発表しており、その代わり車載システム向けOS「QNX」といったソフトウェアに注力している。
これは何もブラックベリーの電話端末が永遠に消え去るというわけではない。中国の製造メーカーであるTCLはAndroid端末として、ブラックベリーの古き良き美的価値を保ち、ブランドを復活させようとしている。これらのうちの1つ、「Mercury」はQWERTYフルキーボードがついており、今月バルセロナで開かれるモバイルワールドコングレスで披露されるのではと期待されている。
Statista
source:Statista
[原文:BlackBerry's fall from grace, in one chart]
(翻訳:Yasuko.K)