IBMの苦戦が続いている。
18日(現地時間)に第2四半期の決算を発表したテック大手のIBM。その売り上げは前年同期比で5%ほど減少した。統計サイトStatistaのグラフが示すように、21四半期連続の減収となる。今期の売上高は、193億ドル(約2兆1600億円)。IBMは事業の重点をクラウドコンピューティングといった分野に転換しようとしている。同社が「戦略的インペラティブ 」と呼ぶそれらの事業は、同社の最近の収益源となっている。今期のクラウド事業の売り上げは、前年同期比で15%増だ。
しかし、成長スピードが減速したことで、株価は下落した。IBMのビジネスは、PCワークステーションやサーバーの販売など、従来から続くコンピューター販売のソリューション事業に依存し続けている。それらのセグメントの収益は、減り続ける可能性が高い。組織が大きいほど、変化は容易でないようだ。
Mike Nudelman/Business Insider/Statista
[原文:It's now been 21 straight quarters of declining revenue for tech giant IBM]
(翻訳:梅本了平)