ミレニアルたちは、親世代ほどビールが好きではない。
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ビール会社が危ない。ミレニアル世代がビールを飲まなくなったのだ。
CNBCによると、ゴールドマン・サックスは、ミレニアル世代が上の世代ほど酒を飲まず、飲む場合でもワインやスピリッツを好むとのデータに基づき、アルコール飲料の製造・販売を行うボストン・ビア(Boston Beer Company)とコンステレーション・ブランズ(Constellation Brands)の投資判断を引き下げた。
ゴールドマン・サックスのチーフアナリスト、Freda Zhuo氏は「若年層の嗜好の変化により、マーケットシェアや消費傾向が変わってきた」と指摘する。マーケティングリサーチ会社のニールセンによると、2017年のアメリカ市場におけるビールのシェアは、前年から1%マイナスとなった。一方、ワインとスピリッツのシェアは安定していた。
ゴールドマン・サックスは2017年、アメリカのビール市場は全体で0.7%縮小すると見ており、投資判断についてはボストン・ビアを「中立」から「売り」に、コンステレーション・ブランズを「買い」から「中立」に引き下げた。
[原文:Millennials are killing the beer industry]
(翻訳:仲田文子)