あなたは裕福? 現役FPが明かす「間違いやすいお金の真実」とは

コーヒーを飲む女性の写真

モノではなくお金が人を裕福にする。この違いを認識すべきだ。

Flickr/149902454@N08

この記事は、Business InsiderのYour Money担当編集者でファイナンシャル・プランナーでもある筆者によるコラム記事です。

「裕福さ」を見せびらかす人には感心しない。

それは、私がファイナンシャル・プランナーとして、様々な人たちの家計の裏側を見てきたからかもしれない。

ソーシャルワーカー、弁護士、金融街のプロ —— ニューヨーク市きってのエリートたちを相手に、私は10年近く仕事をしてきた。その結果、ほぼ全ての人がお金について、同じ間違いをしていることに気がついた。

「モノ=裕福さ」ではない。お金が裕福さを示す。モノとお金は別物だ。

顧客の中には、年収は医師の5分の1にもかかわらず、貯蓄で彼らを上回る教師もいた。つまり、高収入は裕福さにつながるが、高級車を買ったりブランド物の服でクローゼットを埋めることにお金を残り余さず費やしていたら、裕福にはなれない。

だが、アメリカでは大半の人々が、裕福さを「どれだけ消費しているか」で定義付けしている。実際、それが一番簡単だからだろう。友人の銀行口座や退職積立口座をのぞくことはできないが、身につけているジュエリーや休暇の過ごし方は見ることができる。

アメリカのオンライン証券大手チャールズ・シュワブが実施した裕福さに関する意識調査によると、「裕福さをどのように定義しますか? 」との質問に対し、約半数のアメリカ人が「モノや体験への支出」と回答した。「たくさんのお金を持つこと」と答えたのは、27%だ。

その一方で、裕福だと見なされるには、最低でも240万ドル(約2億6400万円)の総資産が必要だと、同調査の結果は示している。内国歳入庁(IRS) の最新データによると、アメリカで総資産が200万ドルを超えているのは、人口の1%未満、184万人だ。だが、あなたの周りを見てほしい。1%をはるかに超える人たちが、高級品を持っているはずだ。私の周りにもたくさんいる。

各年齢層でどれだけ貯蓄可能かを表したグラフ

各年齢層でどれだけ貯蓄できるのだろうか? 青は、課税前の平均収入。赤は、収入に対する貯蓄能力の平均(割合)。

Skye Gould/Business Insider

だが、モノを買っても、人は裕福にはなれない。美しい家を持っていたり、子どもを有名校に通わせる私の顧客の多くが、支払いに追われて必死だ。高所得者ですら、ふたを開ければ自転車操業ということも珍しくない。

特にニューヨーク市では、お金を使うことに対するプレッシャーがひどい。会話は大抵、「どこに住んでるの? 」「どんな仕事をしているの?」から始まる。どちらも「どのくらいお金を持っているの? 」という質問の代わりに使われているかのようだ。

他人が裕福であろうと、経済的に独立していようと、あなたには関係ない。しかし、それが自分自身の財政状況の捉え方に影響し始めたり、他人の消費習慣が自身の選択に影響し始めるようなら、話は別だ。もし、退職積立口座がいっぱいになる前から高級品を買う人に出くわすたび、1ドルをもらえるなら、セント・バーツ島に行く旅費くらいはたやすく貯まるだろう。それほど、身の丈に合わないお金の使い方をしている人は多い。

まとまった資産を築く能力は、誰にも備わっている。大金を稼ぐ必要はない(もちろん、あるに越したことはないが)。結局のところ、たった1つのシンプルな、あまり派手ではない真実にたどり着くのだ。

お金は銀行に入れておかなければならない。そのためには、稼いだ金額よりも少なく使わなければならない

わたしが本当に感心するのは、これをしっかり実行できている人だ

[原文:After 10 years as a financial planner, I've realized almost everyone gets the same thing wrong about money

(翻訳:Yuta Machida)

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