世界の子どもたちは、学校へ行くために川を渡り、崖を歩く。
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アメリカで「通学」と言えば、がたがたと道を揺れる黄色いスクールバスが定番だ。
しかし、世界にはさまざまな通学路が存在する。
フィリピンには、学校に行くため、岩だらけの浜辺をひざまで水に浸かって渡る子どもたちがいる。サウジアラビアには、山を登る子どもたちもいる。
世界各地の朝の通学風景を紹介しよう。
インドネシアの中部カリマンタン州には、マスクをして自転車に乗る子どもたちがいる。近年、この国では大気汚染が進んでいる。
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Source: The New York Times
エジプト、カイロの一部地域では、「スクールバス」と言えば、トラックの荷台に立ち乗りすることだ。
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スリランカのゴールでは、16世紀に作られた要塞の壁を渡るため、木製の板の上を歩く少女たちがいる。
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建設ラッシュにわく中国の河南省では、解体現場を通り抜ける子どもたちもいる。
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洪水が多発する江西省では、道路が水没すると、通学は親頼みだ。
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通学のために川を越えることは、世界各地どこにでもある。インドネシアのバンテン州にある村では、壊れた橋を渡ることも。
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別の地域では、川を渡るために木製のボートの乗る子どもたちがいる。乗り切れない時は、屋根の上に立つ。
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もう少し大きなボートがあるところでは、自転車と一緒に乗船できる。
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フィリピン・マニラの北部にある村には、岩だらけの浜辺をひざまで水に浸かって歩く子どもたちもいる。
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リサール州ロドリゲスの小学校の子どもたちは、竹で作ったいかだに乗って通学している。
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独創的な乗り物を使う子どもたちもいる。インドネシアの北コラカの町では、空中にワイヤーロープを張り、滑車でぶら下がって移動する姿が見られる。一度に4人まで乗れるそうだ。
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世界の多くの地域ではインフラが足りないため、自ら材料を調達する子どもたちもいる。インドのカシミールでは、川を越えるのに、壊れた橋だけが頼りだ。
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中国の涼山イ族自治州にある「崖村」では、子どもたちは片道2時間をかけて通学する。鉄製のはしごが設置される前は、不安定なつたを利用していたため、通学時間は3時間だった。
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同じくらい足場の不安定な通学路は、他にもある。貴州省では小学校に通うため、崖のふちを歩く家族がいる。
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サウジアラビアのジーザーンの町では、コンクリート製の階段を上り、山を越えて通学する子どもたちも。
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[原文:18 photos reveal the extreme ways kids get to school around the world]
(翻訳:編集部)