アップル、スマートフォンのシェア第2位から転落か

iPhone

ファーウェイは、20%増の3800万台を販売し、アップルの4100万台にかなり近づいている。

Karlis Dambrans/Flickr (CC)

iPhoneの信じられないような大成功により、アップルは世界第2位のスマートフォンメーカーになった。だが、そのポジションも永遠ではない。

同社の出荷台数は前年度からほぼ横ばいで推移しているが、最近のデータによると、中国のスマートフォンメーカー「ファーウェイ(華為技術)」の成長が著しく、アップルを追い越しそうだ。

アップルの2017年第2四半期の出荷台数が、前年同期比でわずか2%の伸びに留まったことを示す最新レポートを調査会社Canalysが発表した

一方、ファーウェイは、20%増の3800万台を販売し、アップルの4100万台にかなり近づいている。

下記のグラフから分かるように、サムスンにもそれほど大きな成長は見られなかったが、オッポ(Oppo)やシャオミ(Xiaomi)も、それぞれ44%増、52%増となり急成長を遂げている。

スマートフォンの販売台数グラフ

2017年第2四半期のスマートフォン出荷台数

Canalys

マーケット全体で見ると、3億4000万台のスマートフォンが2017年第2四半期に出荷され、これは前年比4%増となっている。

Canalysのレポートと同様のデータを、ストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)も発表した(出荷台数が前年比で5.5%増となっているなど、数字は若干異なっているが、全体的な傾向は同じだ)。つまり、アップルは2位の座から転落するのだろうか? その行方を左右するのは、iPhone 8だ。

アップルがiPhoneを発売してから10年、iPhone 8には大きな期待が寄せられている。前評判どおりなら、アップルは大きなセールスを期待できるだろう。

「アップルは前年同期比で1%増、4100万台のiPhoneを第2四半期に出荷した。同社のシェアは全世界で11%だが、1年前の12%と比較するとわずかに減少している。iPhoneは中国では流行遅れとなりつつあり、成長が鈍化している」と、ストラテジー・アナリティクスのエグゼクティブ・ディレクター、ニール・マーストン(Neil Mawston)氏は述べた。

「9月に発表されると噂されているiPhone 8に注目が集まっている。10周年記念モデルとなるiPhone 8が、重要な第4四半期のホリデーシーズンに再びiPhoneを大きく盛り上げるくらい、ディファレントでエキサイティングなものになるかどうかが重要なポイントだ」

だが、アップルがその地位を維持できるか否かにかかわらず、ファーウェイの力強い勢いは明らか。

「ファーウェイは3位のポジションを維持しつつ、第2四半期には前年の9%から増加し、過去最高の11%のシェアを占めた」とストラテジー・アナリティクスのディレクター、ウディ・オウ(Woody Oh)氏は述べた。

「ファーウェイは急速にアップルとの差を縮めている。アップルはしばらくの間、その背後を脅かされることになるだろう。ファーウェイの人気機種P10やMate 9は、アジア、ヨーロッパ、アフリカで極めて人気が高い」

[原文:Apple may soon lose its position as the second-biggest smartphone maker in the world

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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