Bitcoin ATM.
REUTERS/Bogdan Cristel
ビットコインは8月7日(現地時間)、最高値を更新した。だが、まだまだ上がりそうだ。
2つに分裂したにもかかわらず、先週7月31日から1週間で16.19%上昇、年間でみると、465%の上昇だ。
ビットコインの投資家であり、ハーバード大学の研究者であるデニス・ポルト(Dennis Porto)氏の分析によると、ビットコインの価格は、10万ドル(約1100万円)に達する可能性がある。もし、テック業界の「ゴールデンルール」に従うなら。そう、ムーアの法則だ。
ムーアの法則は、インテルの共同創業者ゴードン・ムーア(Gordon Moore)氏によって1965年に考案されたもの。デジタルテクノロジーの指数関数的な発展について述べている。
「具体的には、回路上のトランジスタの数について述べたものだが、あらゆるデジタルテクノロジーに適用することができる」とポルト氏は述べた。
「指数関数的に成長している(すなわち、ムーアの法則に従っている)テクノロジーは、倍増している」
一般的にムーアの法則はさまざまなテクノロジーの計算能力や処理能力に適用されてきた。今回、ポルト氏は、ビットコインの価格がムーアの法則に従っていることに気がついた。
ポルト氏によると、ビットコインの価格はスタート以来、8カ月ごとに2倍になっている(ムーアの法則は「半導体の集積率は18カ月で2倍になる」というもの)。
Dennis Porto
「これは投資家にとって、非常にユニークなチャンスだ。半導体やインターネット回線のスピードに投資することは難しいが、ビットコインなら簡単に購入できる」
ポルト氏は、ビットコインが一般的に普及するまでこのトレンドは続くだろうと述べた。もちろん、他の仮想通貨がビットコインの座を奪う可能性もある。
2021年2月までに、ビットコインの価格は10万ドルを超えるとポルト氏は考えている。
[原文:Bitcoin can get to $100,000 if it keeps following one of tech's golden rules]
(翻訳:まいるす・ゑびす)