ウーバーは、自動車リース事業の廃止を検討していると伝えられた。
Robert Galbraith/Reuters
ウーバー(Uber)のスタッフは、レイオフを心配しているようだ。同社に近い関係者が語った。
同社が自動車リース事業の廃止を検討していると伝えられたためだ。
当時のCEO、トラビス・カラニック(Travis Kalanick)氏が始めたリース事業は、2年間運営してきたものの、予想をはるかに上回る損失を出していると、ウォール・ストリートジャーナルのグレッグ・ベンシンガー(Greg Bensinger)氏が伝えた。
同社は現在、リース事業用に約4万台の車を所有し、ドライバーにリースしている。同社は車1台あたり500ドル(約5万5000円)の損失を見越していたが、実際は9000ドル(約100万円)の損失となったと、関係者はベンシンガー氏に述べた。
リース事業は、同社の予測よりも難しい事業だった。同事業部では約500人が働いていると言われている。
Uberは同事業部の売却先か、パートナーを探しているが、見つからない場合は大きな修正を強いられると、クォーツのアリソン・グリスウォルド(Alison Griswold)氏は伝えた。
何人かは社内で新しい仕事に就けるだろうが、レイオフは避けられないと、関係者は同氏に語った。
今年6月、カラニック氏はCEOからの辞任を余儀なくされた。同社は現在、14名の役員からなる委員会が率いている。2016年、同社は28億ドルの損失を出しており、経営陣はこうした損失を抑えようとしている。
我々はウーバーにコメントを求めたが、返答はまだない。
[原文:Uber employees fear layoffs as the company plans to shut down its 500-employee car leasing unit]
(翻訳:梅本了平)