フィアット・クライスラー、中国企業からの買収提案を拒否か

CEOマルキオンネ氏

CEOマルキオンネ氏は、ここ数年、同社の合併を模索している。

Bill Pugliano/Getty Images

  • 中国企業が欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)に対して買収提案を行ったが、同社はその提案を拒否したようだ。
  • だが、同社CEOセルジオ・マルキオンネ(Sergio Marchionne)氏は、合併を考えているようだ。
  • また同氏は、ジープ(Jeep)などいくつかの人気ブランドを独立させることも示唆している。8月14日(現地時間)、オートモーティブ・ニュース(Automotive News)が伝えた。

同社CEOマルキオンネ氏は、ここ数年、同社の合併を模索している。よって買収の可能性は完全になくなったわけではないが、オートモーティブ・ニュースは中国企業の名称は特定していない。

だが、マルキオンネ氏は、2019年に引退する前にFCAに関する一連の取り組みを完結させたいと計画していることは明らか。その計画は2009年、フィアットが経営不振に陥っていたクライスラーを買収したことから始まった。

マルキオンネ氏は、2015年にフェラーリをFCAから分離、IPOを行い、ニューヨーク証券取引所に上場させている。フェラーリ株は、今、自動車業界で最もパフォーマンスが高い。テスラよりも高パフォーマンスだ。

FCAの株価は14日、7%上昇して、 12ドル50セントとなった。

FCAの株価グラフ

Markets Insider

[原文:Fiat Chrysler may be very close to breaking itself up

(翻訳:増田隆幸)

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