「社会的順位」がうつ病の原因になる可能性がある、という研究結果

社会的地位がうつ病の原因に

Pixabay

社会的に地位が低いと、うつ病になるかもしれないって…!?

もはや現代病と言っても過言ではないくらいに、メジャーな病気となったうつ病。年々患者数は増えており、自分がうつ病を経験したという方も、身近にうつ病で悩んでいる人がいるという方もいるかもしれません。

そんなうつ病の原因が過度なストレスだと言われているのは、多くの人が知るところ。先日、このストレスに関連して大変興味深い発表がありました。国立遺伝学研究所によると、マウスを使った研究で、社会的順位が低いとうつ病のような行動を示すことがわかったそうです。

同じケージ内で飼育されたマウスを使って、研究は行われました。ケージにいた4頭の雄マウスを観察すると、それぞれの間で順位が形成され、順位が低いマウスほど不安様行動が見られたとのこと。

社会的順位が低いマウスほど不安様行動を示す

国立遺伝学研究所

さらに調べると、社会的順位が脳内のセロトニン受容体に影響していること、抗うつ剤を投与するとその影響が緩和されることもわかりました。セロトニンは、うつ病に関連すると考えられている脳内物質。

今回の研究はまだ、マウスを使った段階ですが、社会的ストレスがうつ病の原因となること、セロトニンの働きに関わる薬がうつ病を改善することを示すきっかけになるかもしれません。

Image: Pixabay Source: 国立遺伝学研究所

(小松亜矢子)

ギズモード[日本版]より転載(2017年8月15日公開の記事)

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