「間違った勉強法をしている受験生が多い」とグリーン
Anthony-James Green
アメリカのSAT(大学進学適性試験)は高校生にとってもっとも重要な試験だ。ここで高い得点が取れなければ、一流大学に入学する可能性は消える。
時給1500ドル(約17万円)でSATやACT(別団体が運営する大学受験のためのテスト)を受ける高校生の家庭教師をするアンソニー・ジェームス・グリーン(Anthony-James Green)は、ほとんどの受験生が間違った勉強法のために、高得点を獲得できていないと述べた。
「得意分野ではなく、弱点に的を絞って勉強する方が効果的だ。みんな、楽しいこと、好きなことだけを勉強し続けてしまう傾向がある」
グリーンに教わった受験生は、SATのポイントが平均して310〜320点上がるという。彼はすでに理解していることに対して勉強時間を使うべきではない、とアドバイスする。「もし読解と文法が得意で数学が苦手なら、95%の勉強時間を数学に使うべきだ」
さらに、グリーンは、他の受験生たちよりも早めに準備を始めることが、SATやACTで高得点を獲得する秘訣だと言う。
高校1年生の間は、1日20分勉強すると良いそうだ。そうすれば、ストレスなく勉強できる習慣を作れるうえに、試験に慣れる効果もある。
「定期的に、休むことなく繰り返すことで、脳は学ぶのです」
(敬称略)
[原文: An SAT tutor who charges $1,500 an hour explains what everyone does wrong preparing for the test]
(翻訳者:にこぱん)