Twitterの元CEOが教える「正しい褒め方」と「ダメな褒め方」

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「リーダーにとって一番大切なことは、形式張らず、その瞬間に具体的に褒めること」

Steve Jennings/GettyImages

みんな褒められたい。社員ももちろん。

Twitterの元CEO ディック・コストロ(Dick Costolo)は、キム・スコット(Kim Scott)とラス・ララウェイ(Russ Laraway)のポッドキャスト『Radical Candor』で、「リーダーにとって一番大切なことは、形式張らず、その瞬間に具体的に褒めること」と述べた。

褒め方には、良い褒め方と悪い褒め方がある。

破滅的な共感と称賛」と呼ばれたエピソードの中でコストロは、マネージャーや上司の最大の間違いを指摘する。つまり、「効果のない褒め言葉」と「人をただ気持ち良くさせるために使う褒め言葉」は“破滅的な共感”と彼が呼ぶものだと語った。「従業員に好かれようと思いながら経営をしていたら会社は破滅する」とコストロは言う。また。ありきたりな言葉で褒めたり、褒めるに値しないことを褒めるのも間違いだ。

「中途半端に褒めたり、間違った情報をもとに褒めると、結果として誰かを犠牲にすることになりかねない」と、コストロはCEO時代の自分の経験を語った。全員参加のミーティングで、ウェブサイトの改良について話した時、テクニカルリーダーのダンだけを褒めた。

ダンはその後、コストロにメールし、チームの他のメンバーに嫌なやつと思われたくないので、「自分を褒めてほしい」などと(コストロに)言っていないことをメンバーに知らせてほしいと言ってきた。上司として良いところを見せようとした結果、コストロは知らず知らずのうちに、1人だけをえこひいきしてしまったのだ。コストロはチーム全員にメールを送り、ウェブサイトの改良の成果についてチーム全員を褒め称えた。

ここから何を学んだか? ざっくばらんに褒め言葉や感想を言う時は、かなり気をつけなければならないということだ。1人だけ名前を呼んだ後で「その他のみんなも」などと言ってはいけない。

では、どうすれば正しい方法で社員を褒められるだろうか? スコットとララウェイは、コストロの教訓をまとめた。

1.批判と同じくらい準備する

「褒める際に事実関係を正確に把握することは、批判する時と同じくらい重要。仕事の内容、関わった人たち、それと前後関係や経緯を時間をかけて把握しよう」とスコット。具体的に、完璧に、例えば、チーム全員の名前を書き留めておくなど。ダンの時のようにならないように。

2.何が良かったのか、なぜ良かったのかを明確に

「褒める際に、何が良かったのか、仕事やチームに対して何が重要だったのかを理解してもらえる内容を盛り込むこと、そして、どんな作業や行動が、どんな結果に結びついたのかを具体的に説明することが大事」とララウェイ。

褒める前に、この2点を明確にしておく。「褒める目的というのは、成功とは何かをメンバーに示すこと、個人/組織/チームが生み出した価値を褒めることなのであって、誰を気持ちよくするためではない、ということを忘れてはいけない」

3.思っていないなら、言わない

「『よくやった!』みたいな褒め言葉を適当に使うのはやめる。もしも、自分の飼い犬にも使っている言葉なら、良い褒め言葉ではない」とスコット。

(敬称略)

[原題:The former CEO of Twitter says there's a right and a wrong way to praise your employees

(翻訳:日山加奈子)

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