LinkedInCEOのジェフ・ウェイナー氏。
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LinkedInで最近、一部ユーザーが動画を作成・共有している。いわばYouTubeやFacebook Liveのプロフェッショナル版と言えるかもしれない。
動画は現在テスト運営中で、今後、全ユーザーに提供される。iOSおよびAndroid版のLinkedInアプリに「動画」ボタンが追加され、動画の録画やアップロードができるようになる。新機能は8月29日にまとまった規模のユーザーに公開され、その後数週間で世界に展開する。
LinkedInグループプロダクトマネジャーのピート・デイヴィス(Pete Davies)氏は、「文字では説明しきれない仕事も世の中にはたくさんあります。そういう場合に録画して、魅力的なビジュアルをシェアできます」と説明した。
今月初め、NASA職員がLinkedInを使用して、ロケットの発射を録画した。また先月、HotelTonightのCEOがLinkedInを使ってビジネスアドバイスを発信した。
オンライン上には動画を投稿できるサイトが数多くあるが、「自分のキャリアに関連するプロフェッショナルを視聴者としていることが、LinkedInに動画を投稿する最大の理由だ」と、同社のシニアプロダクトマネジャーであるピーター・ロイバル( Peter Roybal)氏は言う。LinkedIn上の他のテキストなどの投稿と同様に、ユーザーは自分のプロフェッショナルネットワークにアピールするために動画を共有することになる。
投稿した動画はiPhoneのアプリでこのように表示される。
ロイバル氏によると、LinkedInユーザーはこの動画機能を待ち望んでいたという。ロイバル氏がLinkedInの動画機能の担当だと知ったユーザーは、彼をタグ付けし、動画機能へのアクセスを求め始めた。
アップルやFacebookも、オリジナルの動画コンテンツに対して数百万ドル、場合によっては数十億ドル規模の投資を行っているが、LinkedInも同様の道を進もうとしているのだろうか。
デイヴィス氏はその点については明らかにせず、「当面は何もない」と述べた。
[原文:This is why LinkedIn is betting big on letting people share videos]
(翻訳:まいるす・ゑびす)