アマゾンのホールフーズ買収は、8月28日中(現地時間)に完了する。
オンラインの巨人が137億ドル(約1兆5千億円)をかけて、オーガニック食料品店を買収することで、消費者には多くの変化がもたらされるだろう。
我々が現時点で知り得た「変化」の内容を紹介しよう。
買収完了当日から、ホールフーズ商品の価格はより手頃に。
Yelp/Jane W
「Whole Tradeマーク(編集注:商品の品質や生産環境などホールフーズが独自に設けた基準を満たす商品につけられる)のバナナ、オーガニックのアボカドや鶏卵、有機養殖のサーモンとティラピア、オーガニックのベビーケールやベビーレタス、アニマル・ウェルフェア認証付き(編集部注:ホールフーズが採用する第三者機関による家畜の生産環境評価をクリアしたもの)85%赤身肉を使用した牛ひき肉、クリーミーで自然志向のアーモンドバター、オーガニックのガーラ・アップルやフジリンゴ、オーガニックのチキンの丸焼き、365 Everyday Valueのオーガニックバターを含む数多くの商品を、消費者はより低価格で楽しむことができるでしょう」とアマゾンは述べている。
アマゾンのプライム会員には、特別割引が。
AP
現在のホールフーズの会員プログラムは、アマゾンプライムに移行する。アメリカの約半数の世帯がアマゾンプライムの会員だと言われている。
時間が経つにつれ、ホールフーズ商品の価格は全体的により安くなる。
Business Insider/Hayley Peterson
「ホールフーズマーケットの顧客により安価に商品を提供すべく、両社はマーチャンダイジングや物流を含む新たな領域を時間をかけて生み出していきます」ホールフーズとアマゾンは、プレスリリースで報告した。
ホールフーズのプライベートブランド商品が、アマゾンプライムで購入可能に。
Reuters
「365 Every Value、ホールフーズ・マーケット、Whole Paws、Whole Catchを含む、ホールフーズ・マーケットのヘルシーで高品質なプライベートブランド商品は、Amazon.com、アマゾン・フレッシュ、プライム・パントリー、プライム・ナウで購入できるようになります」
ホールフーズの店内にアマゾン・ロッカーが設置される。
Wikimedia
アマゾン・ロッカーは注文した荷物の安全な配送、受け取りを可能にする。返品する際にも使える。
ホールフーズはチームを強化。
AP
ホールフーズは変化に対応するため、従業員を増やす予定だ。
POSシステムやマーチャンダイジング・システムを統合。
Joe Kohen / Getty Images
これにより、より多くのアマゾン商品がホールフーズで購入可能となり、その逆も可能となる。
変わらないもの……
AP
「ホールフーズ」はその名を残し、新しい店舗をオープンする場合も「ホールフーズ」として運営される。CEOのジョン・マッキー氏もその座に留まる。
[原文:Amazon is officially buying Whole Foods — here's everything that will change for customers]
(翻訳:まいるす・ゑびす)