ブリトー・ボールは素晴らしい。だが、チポトレに比べると?
Hollis Johnson
チポトレにライバルが現れた。競争は激しさを増している。
レオ・クレマー氏、オリバー・クレマー氏兄弟が2009年に創業したメキシコ料理のファストフード・チェーンDos Toros。さらなる市場拡大を目指す彼らは8月28日(現地時間)、シカゴに進出する。
ニューヨークに拠点を置くDos Torosは、外部に投資家や資金源を持たず、自己資金による経営を行っている。
ブルックリンやマンハッタンで13店舗を展開し、ニューヨークを飛び出したDos Torosの勢いは、止まりそうにない。
Business Insiderは、このローカルチェーンの人気の秘密と、競争激しいメキシコ料理のカジュアルなファストフード市場で同店が生き残る可能性を探るべく、最寄りの既存店を訪れた。
写真と共に紹介しよう:
我々がマンハッタンにあるDos Torosを訪れたのは、ある涼しい夜のことだ。メキシコ料理で温まるには最適だ。
Hollis Johnson
鮮やかな赤い色の壁とナチュラルウッドの内装は、居心地がいい。
Hollis Johnson
空腹だったので、すぐに注文へ。ブリトーボウルを意味する「チキンプラート」とステーキケサディアを頼んだ。
Hollis Johnson
そう、Dos Torosにはケサディアがある。チポトレとの大きな違いだ。価格帯も同じくらいだが、ワカモレの追加はDos Torosoの方が安い。
Hollis Johnson
配置はチポトレと同じだ。列を移動しながら、トッピングを選ぶ。だが、全く異なるのがライスだ。Dos Torosのライスは、味付けのきいた黄色い米で、チポトレのパクチーとライムを使ったレシピよりも味わい豊かだ。
Hollis Johnson
迅速で簡単な注文の後、ブリトーボウルとロールアップされたケサディアが手渡された。ゆるく包まれたブリトーのようだ。
Hollis Johnson
チポトレのブリトーとボウルは、ライトな味付けにパリパリとした食感が特徴的だが、Dos Torosのメニューはリッチでピリ辛。スパイシーな野菜ソースやスモーキー、ハバネロのソースが用意されており、新たなブリトー体験ができる。
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筆者はスモーキーソースをチョイス。文字通り、スモークされたバーベキューの味に、かすかでも存在感のあるスパイシーなパンチが効いている。そこへサワークリームとワカモレのハーモニーが加わり、しっかりと味付けされた柔らかいチキンとマッチする。
Hollis Johnson
ステーキケサディアには、ぎっしりと中身が詰まっている。平らな、伝統的なケサディアを期待していたが、ゆるく巻かれたブリトーに大量のチーズがトッピングされていると言った方が正確かもしれない。素晴らしいことだが、すぐにバラバラになってしまうので、食べづらい。
Hollis Johnson
だが、ステーキはジューシーで完璧だ。惜しげもなく盛られたチーズが満足度を大幅にアップさせている。素晴らしい。
Hollis Johnson
食べ方に迷ったら、ナプキンで確認しよう。ブリトーやケサディアの上手な食べ方が書かれている。筆者はヘルプなしで、なんとか食べることができた。
Hollis Johnson
ボリュームはチポトレと同様、つまりかなり多くて、満腹になる。だが、美味しさに助けられ、なんとか完食できた。
Hollis Johnson
Dos Torosはチポトレ同様、サステナビリティをビジネスモデルの主要な柱に据えている。実際、それは味にも反映されている。野菜は新鮮で、肉の調理も申し分ない。つまり、調理スタッフも素材も優良である。
Hollis Johnson
食器や食べ残しはコンポストへ。
Hollis Johnson
Dos Torosはニューヨークを飛び出し、ビジネスを拡大させる計画を進めている。今回訪れた店舗と同じように美味しい食事を迅速に提供できれば、どこで出店しても成功するだろう。
Hollis Johnson
(翻訳:まいるす・ゑびす)