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テスラのCEO イーロン・マスク氏は、同社の最高財務責任者(以下CFO)のジェイソン・ウィーラー(Jason Wheeler)氏が退任することを、22日水曜日に行われた同社の第4四半期決算報告で発表した。
後任には、ウィーラー氏の前任のディーパック・アフジャ(Deepak Ahuja)氏が復帰する予定。ウィーラー氏は4月いっぱいでテスラを去る。
ウィーラー氏は、決算報告の中で、今後は公共政策のプロジェクトに従事していく意向を示した。
「何年も前から気になっていた痒いところに、やっと手が届いた感じです」と同氏は述べた。
「公共部門で何かやりたいと思っていますが、プラグ・アンド・プレイ的な素晴らしい解決策がなければ、安心してテスラを離れることはできなかった」
(※編集部注:プラグ・アンド・プレイ:PCに周辺機器を接続した時、設定が自動的に行われる仕組み。アフジャ氏が後任となることを喩えたものと思われる)
テスラは2015年11月、ウィーラー氏をCFOに任命した。同氏はテスラのCFOに就任する前の13年間、Googleで財務担当副社長を務めた。
後任のアフジャ氏は、2008年8月から2015年11月にかけてテスラのCFOを務め、退任時点ではテスラにもっとも長く在任した幹部だった。テスラは以前、アフジャ氏の引退を発表している。同氏のLinkedInによれば、テスラを離れてからは、サイバーセキュリティ会社「FireEye」の取締役を務めていた。
またテスラは、第4四半期の赤字幅の縮小と予想を上回る売上を発表した。
[原文:Tesla's CFO is leaving the company(TSLA)]
(翻訳:Wizr)