若者はテクノロジーが雇用に与える影響に対して楽観的だ。
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一部の専門家は、ロボットが人間の労働者に取って代わる証拠として、自動化によって仕事のあり方が急速に進化していることを指摘する。
だが大半のミレニアル世代は、このような主張に首を傾げてきた。
世界経済フォーラムの「グローバル・シェイパーズ・サーベイ 2017(Global Shapers Survey 2017)」によると、若者の80%近くは、テクノロジーは人間の雇用を奪うのではなく、生み出していると考えている。
世界186カ国、18歳から35歳の3万1000人以上を対象とした同調査によると、ミレニアル世代はテクノロジーが自身の未来の仕事に与える影響に対して、楽観的だった。彼らはAI(人工知能)とロボット工学をテクノロジーにおける最大のトレンドの一部に挙げ、教育、医療、製造業などの分野が特に新しい技術の導入によって恩恵を享受すると感じている。
また、ミレニアル世代は、一般的にテクノロジーが生活の質を高めると信じて、それを活用しているが、一部の使い方に対しては懐疑的だ。
「能力向上のため、皮膚や脳にインプラントを埋め込む可能性」について質問したところ、約44%がその可能性を否定した。とはいえ、前例がないわけではない。スウェーデンやアメリカ・ウィスコンシン州の企業では、すでにマイクロチップを社員に埋め込む実験を行っている。
※グローバル・シェイーパーズ・サーベイ 2017の全文(英語)はこちら。
[原文:Robots might be coming for our jobs — but millennials aren't worried]
(翻訳:Keitaro Imoto)