至るところにアマゾンが! 買収直後のホールフーズに行ってみた

ホールフーズの店内で販売されるAmazon Echo

ホールフーズの一部店舗では、「新鮮とれたて」のAmazon Echoを販売するようになった。

Kate Taylor

ホールフーズが正式にアマゾンの傘下に入った。そして、この食料品チェーンはすでに変わり始めている。

アマゾンは28日(現地時間)、137億ドル(約1兆5000億ドル)のホールフーズ買収手続きを完了させた。

買収による変化の速さは明らかだ。ホールフーズは一晩にして大幅な値下げを敢行、牧草飼育牛のひき肉は1ポンド(約450グラム)当たり10.99ドル(約1200円)から6.99ドル(約760円)に、バナナは0.79ドル(約87円)から0.49ドル(約55円)になった。

アマゾンとホールフーズは先週24日、ホールフーズの値下げの計画を発表していたが、そのショッピング体験が具体的にどう変わるのかには触れなかった。

そこでBusiness Insiderは28日、ニューヨーク・ブルックリンのホールフーズを訪ね、アマゾンによる買収がどのような影響をもたらしているのか、のぞいてきた。




8時の開店に合わせ、7時59分に到着した。2013年にオープンしたこの店舗は、いつもと変わらない。

外観

Kate Taylor


しかし、店内に一歩足を踏み入れた瞬間、アマゾンに買収されたことは明らかだった。

売り場

Kate Taylor/Business Insider


地元産の野菜の隣には、ちょっと変わった"旬のおすすめ"が。Amazon EchoとEcho Dotだ。アマゾンによると、この人気のAI搭載音声スピーカーは、ホールフーズの一部店舗で購入できる。

売り場に並ぶEcho

Kate Taylor


アマゾンのロゴは、Echo以外にも。

果物売り場

Kate Taylor


値下げされた全ての商品の表示に、「Whole Foods + Amazon」と書かれているのだ。

表示

Kate Taylor/Business Insider


この表示はあちこちで見られる。葉物野菜の棚はオレンジ色のタグで覆われ、店中の天井から「低価格・高品質」の表示が吊り下げられている。

葉物野菜の陳列棚

Kate Taylor/Business Insider


価格に敏感な客を取り込もうとしているのは、アマゾンだけではない。ホールフーズも、価格の高い「ホール・ペイチェック(給料が全て消える場所)」との評判を払拭しようと、以前から取り組んでいた。

店舗入口

Kate Taylor


例えば、ホールフーズは昨年から、買い物袋に「毎日がとってもお買い得」というスローガンを印刷するようになった。ウォルマートのモットー「毎日がお買い得」からインスピレーションを受けたのかもしれない。

買い物袋

Business Insider


とはいえ、買収後のホールフーズは、より安く買いたい客を顧客として重視するようになった。そして、店内の表示やEchoの販売などを通じて、アマゾンの存在にもスポットライトを当てている。

総菜売り場

Kate Taylor


アメリカ国内のホールフーズ各店でも、似たような「ミニ変化」が起きているようだ。ロサンゼルスのある店舗では、牛ひき肉でアマゾンの「a」を表現。


テキサス州オースティンにある旗艦店は、Echoを販売する店舗の1つだ。

Who needs a farm fresh Amazon Echo? #fairtradetech

Joe Despresさん(@joedespres)がシェアした投稿 -


ホールフーズは今回の買収について、ほとんどコメントしていない。28日にFacebookやTwitterで、値下げについて投稿することもなかった。アマゾンは、ホールフーズの共同創業者ジョン・マッキー(John Mackey)氏がホールフーズのCEOの座に留まると強調してきた。だが、顧客はホールフーズがこれまでとは違うことに気付くだろう。

売り場

Kate Taylor


[原文:I visited Whole Foods on the day it was acquired by Amazon — and it's clear it'll never be the same]

(翻訳:仲田文子)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい