イケアのイノベーションラボ「Space10」が設計した球形の菜園「Growroom」
R Hjortshoj
「生きている家具」 ―― 「Growroom」と名付けられたこの組み立て式の球形プランター・スタンドでは、野菜やハーブなどが栽培できる。イケアのイノベーションラボ「Space10」とスウェーデンの建築家たちによるコラボレーション・プロダクトだ。
「美しく、持続可能な方法で自らが口にするものをより身近な環境で育てる、ということの意義を多くの人たちに知ってもらいたい。球形の菜園はそのことを表現している」とラボのデザイナーは『Medium』に投稿している。
「Space10」は「Growroom」を2016年後半に発表したが、今回改めて、組み立てマニュアルをオープンソースで公開した。「Space10」のサイトでダウンロード可能。
「Growroom」は高さ9フィート(約2.7メートル)。
Alona Vibe
スタンド内部に座って植物に見とれることも。
Alona Vibe
フルーツやハーブ、野菜など何でも栽培可能。
Alona Vibe
合板17枚、ゴムハンマー、500本のネジや釘、フライス盤で組み立てる。
Niklas Adrian Vindelev
たったの17ステップで完了。
Niklas Adrian Vindelev
イケアのほかの家具と同じように、組み立ての基本は合板の接合。
Niklas Adrian Vindelev
最初の「Growroom」は2016年に完成した。コペンハーゲンで開催されたChart Art Fairで展示した。最新モデルでは金属製の部品を一切使用していない。
R Hjortshoj
「Growroom」は世界中のイケア店舗から出荷される。地域農業を促進するというプロジェクトの目的と矛盾しているかもしれない、とラボのデザイナーは言う。
Alona Vibe
source: Space10/Medium
「地産地消は食材供給のグローバル化に対して、重要な代替モデルとなる。食材の輸送や環境に対する負荷を減らし、食材がどこで作られているのかを子どもたちに教えたい」とラボは伝えている。
Alona Vibe
source:Space10/Medium
[原文:Ikea just launched a DIY flat-pack indoor garden that can feed a whole lot of people at once]
(翻訳:Conyac)