リストのトップは「気候変動」。
Andrew Burton/Getty
世界経済フォーラム(WEF)の「Global Shapers Survey 2017」によると、ミレニアル世代が考える、今日の世界に大きな影響を及ぼす最も深刻な問題は、気候変動だ。これで3年連続となった。
調査に参加したほぼ半数(48.8%)が、気候変動を最も大きな懸念事項であると回答しており、78.1%が環境を保護するためなら、自らのライフスタイルを変える意思があると答えた。
また、気候変動の原因については、回答者のほぼ全員の意見が一致した。「科学は気候変動の責任が人間にあることを証明した」との見解に対して、91%以上の回答者が「同意する」もしくは「強く同意する」と答えている。
この調査結果は今週、公表されたもので、186カ国、18歳から35歳の3万1千人以上を対象に実施された。
ミレニアル世代が最も懸念している世界の問題トップ10は次の通り:
10. 経済的機会と雇用の不足(12.1%)
中国浙江省義烏市の雇用センターで、仕事を待つ中国人労働者たち。
Kevin Frayer/Getty
9. 安全/治安/福祉(14.1%)
瞑想はストレスを解消し、集中力を向上させ、健全な精神を維持する助けになると言われている。
Karl Grenet / Flickr
8. 教育の欠如(15.9%)
入学式の日、教室に座る小学生(福島県)。
REUTERS/Carlos Barria
7. 食料と水の安全 (18.2%)
水質汚染をめぐり、抗議するデモ参加者(2016年3月6日、ミシガン州フリントで行われた大統領選民主党候補の討論会の会場近くにて)。
Reuters/Rebecca Cook
6. 政府の説明責任と透明性/汚職(22.7%)
グアテマラで行われたペレス・モリーナ大統領の辞任を求める抗議デモ。ネズミとスペイン語で汚職を意味する"Corrupto"が描かれたボードが掲げられている。
AP Photo/Luis Soto
5. 宗教対立(23.9%)
イスラム教スンニ派のイスラム国(ISIS)の戦闘員から攻撃の標的にされた、キリスト教でもイスラム教でもなく、独自の宗教を守る数万人のヤジディ教信者は、イラク北部、シリアとクルド地域の国境付近に逃れてきた。
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4. 貧困(29.2%)
娘を学校へ連れて行く3児の母、ウェング・ルーダさん(36歳)。2016年10月13日フィリピンのメトロマニラにあるケソン市のスラム地区にて。
Ezra Acayan/Reuters
3. 不平等(収入、差別)(30.8%)
収入格差による貧富の差はアメリカで拡大している。
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2. 大規模な紛争/戦争(38.9%)
米兵に挨拶をするアフガニスタンの子どもたち。
REUTERS/Lucas Jackson
1. 気候変動/自然破壊(48.8%)
ドイツ東部にある火力発電所。立ち上る蒸気が近くの湖に映る。
Reuters/Pawel Kopczynski
[原文:The 10 most serious problems in the world, according to millennials]
(翻訳:まいるす・ゑびす)