テスラのハイエンドモデルが値下げ —— バッテリーの生産コストを還元

モデルX

テスラのモデルX。

Justin Sullivan/Getty Images

テスラのハイエンドモデルが値下がりした。

同社は8月30日(現地時間)、100kWhバッテリーを搭載した「モデルS」と「モデルX」の販売価格を引き下げた。これらの車種はテスラが販売する現行モデルの中で最も高額で、航続距離の長い車種だ。

今回の値下げについて、同社はバッテリー効率が改善したことを挙げる。

「100kWhのバッテリーパックの生産コストが3%ほど改善したので、それを消費者に還元したい」テスラの広報担当者はBusiness Insiderに語った。

これにより、上位モデルはそれぞれ5000ドル(約55万円)、ベースモデルは3500ドル(約38万円)の値下げとなる。

前後の価格は次の通り:

モデルS 100D(ベースモデル): 9万7500ドル(約1080万円)から9万4000ドル(約1035万円)に。

モデルS P100D(ルーディクラス・モード搭載): 14万ドル(約1542万円)から13万5000ドル(約1486万円)に。

モデルX 100D(ベースモデル): 9万9500ドル(約1095万円)から9万6000ドル(約1057万円)に。

モデルX P100D (ルーディクラス・モード搭載): 14万5000ドル(約1600万円)から14万ドル(約1542万円)に。

テスラは現在、リチウムイオンバッテリーをより効率性の高い、より手頃なものにしようと開発を進めている。

ネバダ州にある同社のバッテリー工場「ギガファクトリー」は、バッテリーの生産コストを「大量生産と生産過程のイノベーション、無駄の削減、製造工程の大部分を一つ屋根の下で行うシンプルな適正化」により、劇的にカットすることを目指している

テスラはギガファクトリーが2020年にフル稼働し始めれば、バッテリー価格は30%ほど削減できると予測している。

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[原文:Tesla's most expensive cars just got a price cut — here's how much they cost now (TSLA)]

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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