LATAM航空のボーイング 787 ドリームライナー
LATAM
2015年に運航を開始したLATAM航空は、世界で最も新しい航空会社の1つ。だが、90年の歴史と実績がある。
LATAM航空は2012年、チリのLAN航空とブラジルのTAM航空が合併して誕生した。
合併により、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーにある子会社を含めて、4万6000人を擁する南米最大の航空グループとなった。同グループが保有する機体は、300機以上のボーイングとエアバスの新鋭機。
2016年、同グループの営業利益は、合併後の経営合理化による6%の利益率アップを合わせて、10%増の5億6800万ドル(約620億円)となった。
LATAM航空をチェックしてみよう。
2012年、1929年から運航しているチリのLAN航空と、
Flickr/BriYYZ
1976年から運航しているブラジルのTAM航空が合併し、
Airbus
新しい航空会社「LATAM航空」が誕生。2015年から新ブランドで運航を開始した。
LATAM
同社は新鋭機を保有している。機体の平均運航年数は7年。世界で最も早く、優れた燃料効率を誇るエアバス A320neoの運航を開始した会社の1つ。
Airbus
エアバス A350XWBと、
LATAM/Airbus
ボーイング 787 ドリームライナーもある。
国際線の機内は、さまざまな工夫が施されている。
LATAM
プレミアムビジネスシートは、
LATAM
73インチ(約185cm)の長さのベッドになる。
LATAM
さらに、15インチ画面で映画や音楽、テレビ番組が楽しめる。
LATAM
アメニティーキットはフェラガモ製。
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プレミアムビジネスシートでは、南米産の天然食材で作られた機内食が提供される。マスターソムリエのエクトル・ヴェルガーラ(Hector Vergara)氏が厳選したワインを合わせることができる。
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アマゾンの淡水魚ピラルクのグリル。
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パッションフルーツとピスタチオが詰められたローストパイナップル。
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ラグジュアリーな体験はプレミアムシートだけではない。
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エコノミークラスの座席間隔は31〜32インチ(約79〜81cm)。長距離フライトでは機内食に無料のワインサービスがつく。
LATAM
エコノミークラスでも、100種類以上の映画、音楽、テレビ番組を楽しめる。
LATAM
トイレのフロアの模様はリオデジャネイロにあるイパネマビーチの遊歩道を思い起こさせる。
LATAM
客室は全体的に南米の温かさと生命力を表す色やテクスチャーで装飾されている。
LATAM
最新鋭のボーイング787、エアバスA350の客室は、従来よりも40%静かで、窓は40%大きい。また客室は、より快適に過ごせるように気圧と湿度が調整されている。今までのように乾燥しない。
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[原文:A new super-airline wants to dominate South America — here's what it's like to fly on its new planes]
(翻訳:Eiko Ofuji Mizuta)