健康とフィットネスに関するサービスが満載のフロア「ザ・ウェラリ―」。
Sarah Jacobs/Business Insider
アメリカの高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue:以下サックス)」のニューヨーク・マンハッタンにある旗艦店が、一時的にせよ、ウェルネス(健康な生活)のパラダイスになっている。
同店は、アスレジャーに特化したショップをフロア全体に展開し、ワークアウトや塩セラピー、さらにビタミン剤処方といったサービスを提供。これらのショップが、特別フロア「The Wellery(ザ・ウェラリー)」を構成、10月まで営業する。
ショッピングを楽しみながら、ネイルや眉毛を仕上げたり、激しいワークアウトに参加したり、健康志向のライフスタイルに合った商品を見つけることもできる。今やアスレジャー市場の規模は459億ドル(約5兆円)、セルフケア市場も成長著しい。
オープン直前に訪れることができたザ・ウェラリーを覗いてみよう。
ザ・ウェラリーはサックス・フィフス・アベニューの2階だ。その広さは、1500平方メートル以上。
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中でも最も激しいアクティビティの1つが、フィットネス専門スタジオ「ConBody」の監獄式ブートキャンプだ。スタジオの創業者コス・マルテ(Coss Marte)氏は、服役中にこのメニューを開発した。1回30ドル(約3300円)のワークアウトには、自身の身体の重みを利用した筋トレが含まれ、服役経験のあるトレーナーが教えてくれる。
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リラックスしたい気分なら、「Breathe Salt Rooms」へ。呼吸状態と皮膚に癒しとデトックス効果をもたらす、ホリスティック・トリートメント(心と身体の全体的なケア)が受けられる。10分間のセッションは、1回25ドル。
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塩セラピーについて、詳細はこちら(英語)。
塩よりも光がよければ、瞑想ポッド「Somadome」がお薦め。サックスによると、このポッドは「最適な回復のために、LEDによるカラーセラピーとバイノーラルビートによる瞑想、ヒーリング効果のある微結晶タイルを使用している」という。
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ソーマドームに関しての記事はこちら(英語)。
瞑想と言えば、ネイルサロン「Sunday」ではネイルケアを受けながら、瞑想体験ができる。身体に害のない無毒性のマニキュアを使用、1回の料金は20ドル〜60ドルだ。マニキュアは1本18ドルで購入することも可能。
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出典:Sundays
あるいは、身体を傷つけない非侵襲のレーザー治療や、脂肪冷却痩身ケア「クール・スカルプティング」を行う「Skinney Medspa」に行くのもいい。
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ザ・ウェラリーでは「Bodyism」や「Greyson Clothiers」、「Ron Dorff」などのスポーツ系ブランド商品も取り扱っている。
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「Technogym」では、エアロバイクなど有酸素運動ができる最新器具も販売。価格は248ドル~1万9905ドル。
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出典:Technogym
エアロバイクが好きでない人は、「マートン・サイクリング(Martone Cycling)」へ行ってみよう。実際に乗って、街中を走れるカラフルなシティーサイクルが待っている。
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「Care/of」でビタミン剤を手に入れることもできる。ここでは、それぞれのニーズに合わせた特別なパッケージを作ってくれる。
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(翻訳:本田直子)