ヒラリー・クリントン氏が明かす「最大の後悔」 —— 米大統領選を振り返る

ヒラリー・クリントン氏

ヒラリー・クリントン氏。

Drew Angerer/Getty Images

昨年行われたアメリカ大統領選で、トランプ大統領に敗れた元民主党候補のヒラリー・クリントン氏が9月12日(現地時間)、その選挙キャンペーンを振り返る著書『What Happened』を出版する。

出版に先駆けてこの本を入手したCNNによると、クリントン氏は選挙キャンペーン中、最大の後悔として、炭鉱労働者の仕事をなくすと発言したことを挙げている。

これは同氏が2016年3月、オハイオ州コロンバスで開かれた集会で、化石燃料エネルギーを再生可能なシステムに置き換える計画を語った時の発言だ。

クリントン氏は述べた。「私は、クリーンで再生可能なエネルギーを、この炭鉱の国に経済的な機会をもたらす鍵として活用する政策を掲げる唯一の候補者だ。炭鉱労働者と炭鉱会社の仕事は失われてしまうだろう」

その上で同氏はすぐに、この国のエネルギーを生み出すために健康や、時には命を犠牲にしてきた炭鉱労働者とその他の労働者をサポートしたいと付け加えた。

「こうした人々のことを忘れてはいけない。何世代にもわたって炭鉱での仕事に従事してきた彼らは、私たちの家を明るく照らし、工場を動かし続けるために、その健康や、時には命を犠牲にしてきたのだ」

後にクリントン氏は、このコメントは「文脈に沿わない」、「間違った声明」だったと述べている。

しかし、この発言は同氏に対する反感を招き、最後までクリントン氏に付きまとった。共和党の大統領候補(当時)、ドナルド・トランプ氏は、労働者階級の白人の苦しみ、中でも苦境に立つ炭鉱労働者に焦点を置くことで、クリントン氏に対する反発をあおった。

この発言の後、クリントン氏は民主党予備選挙において、国内で最も炭鉱がさかんなウェストバージニア州の全ての選挙区でバーニー・サンダース氏に敗れた。同州は、2008年の予備選ではクリントン氏がオバマ元大統領に圧勝した場所だけに、ドラマチックな転落となった。

[原文:Hillary Clinton: Here's the misstep from the campaign I regret the most]

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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