ボストン有力説はアマゾンが否定、第2の本社をめぐる誘致合戦が加速

ボストン

ボストンを流れるウィザム川。

Shutterstock/Artur Bogacki

その規模50億ドル(約5500億円)とも言われるアマゾン第2の本社の建設予定地をめぐり、アマゾンは、ボストンが一歩リードとの報道に対し、これを否定するコメントを出した。

ブルームバーグのスペンサー・ソパー(Spencer Soper)記者は13日、アマゾンの複数の幹部が、シアトルの広大な本社に次ぐ同社第2の拠点をボストンに置くことを承認したと報じた

「ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)にも近いボストンは、シアトルやワシントンD.C.への直行便もあり、他の大都市と比較して生活費も安いことから、その候補に挙がっている」と同記者は報じている。

これに対しアマゾンは、ニュースの内容は事実でないとTwitterに投稿した。

ブルームバーグの報道は事実ではない。現時点で、リードしている都市はない。まだ着手したばかりで、全ての都市は平等だ。

誘致に前向きな姿勢をTwitterに投稿しているボストンの市長マーティ・ウォルシュ(Marty Walsh)氏によると、アマゾンの第2の本社は新たに5万人の雇用を生む。

新たなビジネスチャンスを求める競争は激しさを増している。

シカゴ・トリビューン紙によると、シカゴの市長ラーム・エマニュエル(Rahm Emanuel)氏はアマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏とシカゴへの誘致の可能性について、すでに話をしているという。

この他、ミネアポリス(ミネソタ州)やサンディエゴ(カリフォルニア州)、デンバー(テキサス州)がその候補として取り沙汰されている。

[原文:There's a new twist in the $5 billion bidding war for Amazon's new HQ]

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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