アップル、iPhone Xではユーザーの55%が使っていた機能を廃止

iPhone X

ホームボタンとともに、従来よく使われてきた機能もなくなる。

Justin Sullivan/Getty

iPhone Xでは、ホームボタンが廃止された。それに伴って、いくつかの主要な機能が使えなくなる。

物理的なホームボタンがなくなることは、つまり指紋認証センサーがなくなるということ。指をタッチしてロックを解除できなくなる。

さらには、「簡易アクセス」も使えなくなる。

簡易アクセス機能は3年前、従来よりも大きなディスプレイを搭載したiPhone 6/6 Plusで導入された。ホームボタンを2回タップすると、大きな画面を片手で操作できるようになる機能だ。表示領域が画面の下半分に引き下げられるため、親指だけで操作できるようになる。

アップルは長い間、小さなディスプレイを使い続けてきた。競合他社がより大きなディスプレイを搭載したデバイスを作っても、アップルはiPhoneのサイズを変えなかった。

AppleInsiderによると、アップルは2012年に製作したコマーシャルでも、ほとんどの人は親指でiPhone 5のディスプレイを隅々までタッチできると述べていた。つまりiPhoneは、まだ片手操作が大前提だった。

iPhone 6でより大きなディスプレイを搭載したとき、アップルは、ユーザーが引き続き片手で簡単に操作できるようにした。「簡易アクセス」を導入したのだ。

簡易アクセスを使った画面

簡易アクセスを使った画面。表示領域が画面の下半分に引き下げられ、上の余白は黒く塗りつぶされる。

Business Insider

ニッチな機能に思えるかもしれないが、この機能はよく使われている。ミレニアル世代のiPhoneユーザーのうち76%が、この機能を利用していた。アメリカの成人を対象としたcomScoreの「2017 US Mobile App Report」から明らかになった。

この機能は、ミレニアルより上の世代には、それほど使われていない。同レポートによると、35~54歳では39%、55歳以上では32%だった。

しかし全回答者で見ると、55%が簡易アクセスを使用していると回答した。

とはいえ、手が小さい人も心配する必要はない。iPhone Xは、まだ片手で操作できるだろう。iPhone Xのデザインは従来のiPhoneと異なり、ディスプレイの周りのベゼルがほぼない。全面がほぼ5.8インチディスプレイとなっているため、従来の「iPhone 7 Plus」や「iPhone 6 Plus」よりもコンパクトで、片手操作により適している。

iPhone Xに納得できなければ、iPhone 8/8 Plusにはホームボタンが搭載されている。つまりまだ簡易アクセスを使うことができる。あるいは昔のよりコンパクトなデザインが気に入っているなら、iPhone SEをまだ購入できる。見た目はiPhone 5sだが、能力はiPhone 6s並みだ。

[原文:Apple is eliminating a feature from the iPhone X that 55% of people say they use

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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