『日本会議の研究』、森友学園事件で知られる菅野完氏のTwitterアカウント凍結

『日本会議の研究』の著者で、学校法人・森友学園を巡る事件で逮捕、起訴された籠池泰典被告への取材などでも知られる、ノンフィクション作家の菅野完(すがの・たもつ)氏のTwitterアカウントが、9月19日までに凍結された。菅野氏は同日午後、Business Insider Japanの電話取材に応じ、「Twitterからはなんの連絡もなく、なぜ凍結されたのかわからない」と話した。Twitter Japan社は取材に対して「個別の事については回答できない」としている。

9月19日午後現在、菅野氏のTwitterのアカウントにアクセスすると、「このアカウントは凍結されています」とのメッセージが表示される。菅野氏によると、菅野氏は19日午前0時すぎにアカウントの凍結に気づいた。出版社の編集者からアカウントが凍結されていると、メールで連絡を受けた。Twitter社側には、問い合わせフォームからアカウント凍結の理由などを問い合わせたが、いまのところ回答はないという。

菅野氏のFBの投稿

Facebookでアカウントの凍結を伝える菅野完氏の投稿。

菅野完氏のFacebookページより

菅野氏は、安倍政権に影響力があるとされる「日本会議」のメンバーや関係者らを取材し、ベストセラーとなった『日本会議の研究』(2016年、扶桑社新書)の著者として知られる。また、森友学園への国有地売却を巡る一連の事件でも、籠池被告に代わって報道機関の取材に答えるなど、注目を集めた。

菅野氏によると、これまでに2度、アカウントを一時的にロックされたという。1度目の時期については覚えていないといい、2度目は今年7月に1週間程度、ロックされた。その際には、菅野氏がTwitterにアクセスすると、アカウントを一時的にロックしており、特定のツイートを削除するよう要請する通知が表示された。菅野氏は「通知に従ってすぐにツイートを削除したので、具体的にどのツイートが問題とされたのかは覚えていない」という。

今回は特定のツイートを指定した削除要請はなく、Twitter社側からの連絡もないという。菅野氏は「何の連絡もないので、今回は永久凍結だろうと思う。選挙が近づいているのでいやな予感はしていたのですが……」と話す。

Twitter社は、サービスの利用が一時的に制限されたり、永久凍結されたりする行為を定めた「Twitterルール」を公表している。ハッキングされている可能性があるアカウントや、スパム行為、なりすまし、ポルノや過度に暴力的な画像などが一時的な制限や凍結の対象になる。また、特定の人物に向けた攻撃的な行為や嫌がらせ、人種、民族、出身地、性的指向や性別などを理由とした「ヘイト行為」も禁じている。

Twitter社によると、通常は永久凍結以前に数回、注意を促したうえで、抵触する行為が続いた場合は永久凍結の措置をとっているという。一時的な制限や永久凍結に不服がある場合は、同社のサイトから不服を申し立てることもできる。広報担当者は「あるツイートにたくさんの報告があれば自動的に凍結されるとお考えの方もいらっしゃるようですが、最終的には人間がTwitterのルールを参照しながら判断しています」とメールで回答した。

菅野氏は「なぜ削除にいたったのか、理由の説明がほしい。こちらも改善が可能であれば改善する」と話した。

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