北朝鮮の建設現場で休憩を取る男性たち(2017年7月21日撮影)。
Wong Maye-E (Associated Press)
国連安保理は先週、アメリカがまとめた北朝鮮に対する新たな制裁決議案を全会一致で採択した。
CNNによると、今回の制裁決議は、北朝鮮の原油の輸入制限や繊維輸出の禁止、海外での北朝鮮労働者の新規受け入れの停止、密輸の取り締まり強化、他国とのジョイント・ベンチャーの停止、北朝鮮政府関係者に対する経済制裁を課すものだ。
中国もまた、北朝鮮からの鉄鉱石、鉄、鉛、石炭、海産物の輸入禁止を発表している。
国連安保理が北朝鮮に経済的なプレッシャーを与えようとする中、Business Insiderでは貿易データに基づき、制裁対象となるセクターの大きさを調べてみた。
MITメディアラボのマクロ・コネクションズ(Macro Connections)グループが率いるプロジェクト「Observatory of Economic Complexity(OEC)」は、国連コムトレード(UN Comtrade)とカリフォルニア大学デービス校のCenter for International Tradeのデータを使って、北朝鮮の2015年の輸出内訳をビジュアル化した。
最も割合が大きいのは練炭で、コートやスーツを含む衣料品がそれに次いだ。その他、鉄や銅、甲殻類などの海産物も相当の割合を占める。
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もちろん、北朝鮮の輸入についても、ビジュアル化している。
トップは精製石油で、合成繊維の織布がこれに続く:
OECとStatistaのデータによると、2015年の北朝鮮最大の貿易相手国は中国だ。
Business Insider
[原文:Here's what North Korea trades with the world]
(翻訳:編集部)