Googleから独立したWaymo、自動運転技術の盗用でUberを訴える

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元責任者が辞職する前に「Waymoのハードウェアに関する設計図や機密事項をダウンロードした」と主張。

Justin Sullivan/GettyImages

GoogleとUberの関係は、「友人」として始まり、「競争相手」に変わり、今や「法廷で争う敵同士」となった。

Googleの持ち株会社であるAlphabetが設立した自動運転技術を開発する「Waymo」は、Uberが同社の知的財産権を侵害したとして訴訟を起こした。

サンフランシスコの地方裁判所に提出された訴状では、Alphabetは、Uberが自動運転車用のセンサーの技術を盗用したと申し立てている。

Waymoは23日木曜日、「わたしたちは彼らの行動がWaymoの企業秘密と知的財産を侵害していると確信している」とブログに投稿

一方、UberはBusiness Insiderに対し「申し立てを真摯に受け止め、慎重に検討していく」と回答した。

疑惑のEメール

Waymoは訴えの中で、Waymoの設計デザインと「驚くほど酷似している」Uberのセンサー回路のデザインを含むEメールの存在を主張。

加えて、Googleの自動運転車プロジェクトの共同設立者であったアンソニー・レバンダウスキー(Anthony Levandowski)氏が辞職する6週間前に「Waymoのハードウェアに関する設計図や機密事項を1万4000件以上ダウンロードし、その中にはWaymoのセンサーとその回路基板のデザインが含まれていた」としている。

レバンダウスキー氏はGoogleで9年間働いたのち、自動運転トラックを開発するOttoを創立した。Ottoは2016年8月、Uberに6億8000万ドル(約760億円)近い額で買収された。レバンダウスキー氏がOttoを立ち上げてからちょうど6カ月後のことだった。

Waymoは、レバンダウスキー氏はノートPCに、Waymoのサーバにアクセスできるソフトウェアをインストールし、設計図や試験結果など、9.7GBにのぼる機密ファイルをダウンロードしたとして訴えた。

さらに、現在はUberとOttoで働いている同氏がダウンロードした情報の中には、サプライヤーのリストや、製造工程の詳細、高度な技術情報に関する業務レポートといった自動運転システムに関わる「重要な周辺機密情報」が含まれていたことも明らかにし、「こうした技術を流用することは、飲料企業から極秘レシピを盗むのと同じ行為だ」とブログに記している。

Waymoは1月初旬に、高額な自動運転用システムのコストを、90%削減するシステムを自社開発していると発表している

[原文:Google's self-driving-car company has sued Uber for stealing its technology(GOOG, GOOGL)

(翻訳:十河亜矢子)

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