セルラー版Apple Watchシリーズ3。
iPhone 8の発売行列があまり話題にならず、「iPhone X待ちではないか?」と言われるなか、Apple Watchのシリーズ3セルラー版の売れ行きが好調だ。日本は世界トップクラスにApple WatchのLTE接続料金が安い国だが、とはいえ本体は最も安価なモデルで4万5800円(税抜)。GPS版に比べて9000円高くても、そちらを選ぶと言う人がアップルの想定より多かったということだろう。
Apple Watchは海外の媒体を中心に、通信できないWi-Fiに接続した際に携帯電話網接続に不具合が生じるケースがあることが報告されている。アップルはこの症状に対して、将来のアップデートで対応するステートメントを公表済みだ。アップル関係者によると、セルラー版の品薄はこうした問題とはまったくの無関係で、むしろ好調な売れ行きの勢いを削がないためにも、極力入荷させ売っていきたいのだという。
大手量販店などのオンラインの在庫をみると、本日時点ではほとんどの店舗が入荷待ち、いわゆる完売の状態。入荷予定をみると、一部店舗では特定のセルラー版モデルのみ、9月28日入荷などとなっている(なお、ここまでの品薄になっているのはセルラー版で、通常モデルであるGPS版は普通に入手できる)。
こうした入荷パターンは過去のiPhone発売直後にもあった現象。多様なSKU(モデル)のうち、特定の仕様のものだけをある程度優先的に製造・出荷するなどのオペレーションをとっている可能性もある。
ヨドバシドットコムのセルラー版Apple Watchの在庫状況。一部モデルは9月28日入荷になっているが、全般的には品薄が続いている。
今回の直近入荷予告の状況をみると、本体サイズは関係なく、42mm/38mmともに一部のSKUの入荷があるようだ。なるべく早くセルラー版が買いたいという人は、在庫情報をこまめにチェックしておくと、うまく在庫を確保できる可能性が高くなる。