左から:息子のクーパー・ヘフナー氏、ヒュー・ヘフナー氏、そして妻のクリスタル・ヘフナー氏。
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ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)氏が9月27日、91歳で死去した。数十年かけて築き上げた(ときには失った)数百万ドルの価値があるブランドと財産を残して。
ヘフナー氏の資産は、同氏が亡くなった時点で約5000万ドル(約56億円)にのぼると見られている。だが、市場調査会社Wealth-Xは、ヘフナー氏には約4500万ドル(約51億円)の流動性資産があり、総資産は最低でも1億1000万ドル(約124億円)にのぼるとBusiness Insiderに語った。
テレグラフによると、1970年前半、ヘフナー氏の資産は約2億ドルにのぼり、そのほとんどが1953年に同氏が創刊した人気男性誌『プレイボーイ』によるものだった。
テレグラフは、ヘフナー氏はプレイボーイブランドの35%、またここ数年は売り上げが落ちている雑誌『プレイボーイ』については、100%を保有したまま亡くなったと報じている。
ヘフナー氏の遺言の内容はまだ公開されておらず、誰が遺産を受け継ぐのかは分からない。だが、Us Weeklyは2013年、ヘフナー氏の遺産は「子どもたち、南カリフォルニア大学映画学科、そして様々なチャリティ」にあてられると報じた。
ヘフナー氏には、2009年までの20年間、プレイボーイ エンタープライズ(Playboy Enterprise)のCEOを務めた長女クリスティ・ヘフナー(Christie Hefner)氏、プレイボーイのチーフクリエイティブオフィサーである26歳の息子、クーパー・ヘフナー(Cooper Hefner)氏ら、4人の子どもがいる。
ヘフナー氏の夫人として5年間の結婚生活を送った31歳のクリスタル・ヘフナー(Crystal Hefner)氏は「厳格な婚前契約」により「なにも相続しない」が、ヘフナー氏は死後も「面倒をみる」と約束しているとミラーは伝えた。
[原文:Here's who will most likely inherit Hugh Hefner's millions]
(翻訳:忍足 亜輝)