ゴールドマン・サックスのCEOロイド・ブランクフェイン氏。
REUTERS/Gary Cameron
ゴールドマン・サックスがビットコイン業務への参入を検討していると報じられた翌日、同社CEOロイド・ブランクフェイン(Lloyd Blankfein)氏は、ビットコインについてTwitterで発言した。
同氏は10月3日(現地時間)、注目を集める仮想通貨の是非について、まだ確信が持てないとツイートしている。
ブランクフェイン氏は「ビットコインについては、まだ検討している」として、否定も肯定もしなかった。
ツイートの全文はこちら:
#Bitcoinについては、まだ検討している。答えは出ていない —— 推奨も拒否もしない。金から紙幣へ移行する時も、人々は懐疑的だったと認識している。
ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、ゴールドマン・サックスがビットコイン取引の支援業務立ち上げを検討、その初期段階にあると報じた。
「顧客の仮想通貨への関心に応えるため、どうすればこの分野で最も良いサービスを提供できるか模索している」とゴールドマン・サックスの広報担当者は同紙に話した。
ゴールドマン・サックスがこのプロジェクトを推し進めれば、大手金融機関初の仮想通貨市場への参入となる。その市場は今年に入って720%以上伸びて、1450億ドル(約16兆3300億円)規模にまで成長した。
最近では金融街のトップらが相次いで、今年に入って350%上昇したビットコインや、より広い仮想通貨市場全般について意見を述べている。
口火を切ったのはJPモルガンのCEOジェイミー・ダイモン(Jamie Dimon)氏で、同氏はビットコインを「詐欺」と切り捨て、1600年代の「チューリップバブルよりも悪質」と批判した。一方、モルガン・スタンレーのCEOジェームス・ゴーマン(James Gorman)氏はダイモン氏の発言の後、ビットコインについて「単なる流行ではない」と述べ、より 穏便な見方を示した。
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(翻訳:忍足 亜輝)