スマートフォンやノートPCなど、テック企業がハードウエアの発表イベントを開催する時、そこには必ずアップルがいる。
新しいPixel端末を発表した時、グーグルのエグゼクティブたちはアップルに直接、言及したわけではない。だが、明らかにアップルを意識していた。
新しいPixel 2のプロモーションビデオを見てみよう。グーグルは何を言いたいのだろう?
ビデオでは、女性がリンゴに噛みついていた。
グーグルのエグゼクティブたちがアップルを意識することは良くあることだ。グーグルがアンドロイドOSに注力しているにもかかわらず、アップルはスマートフォンマーケットの利益の90%以上を押さえている。
イベントの後半、あるグーグルのエグゼクティブは「我々はデバイスのサイズによって、機能に優劣を設けていない」と述べ、Pixel 2とPixel 2 XLはディスプレイ以外は同じ仕様であることに触れた。これは明らかにアップルを意識したものだ。アップルは上位モデルであるPlusに、より高性能なカメラを搭載している。
グーグルはイベントで一度だけ、直接アップルに言及した。iPhoneからPixelに簡単にデータ移行できることをアピールした時だ。
イベントを盛り上げるために、あるグーグルのエグゼクティブは次の製品を紹介する時に「one more thing」と述べた。故スティーブ・ジョブズ氏がよく使ったフレーズで、今もアップルが新製品発表会で使っているフレーズだ。
4日(現地時間)、グーグルはPixel 2/XL、Pixelbook、Google Home Mini/Max、そして音声通訳アシスタントを搭載したワイヤレスイヤフォンPixel Budsを発表した。
4日に発表した新製品のほとんどは、小型のウェアラブルカメラClips以外はアップル製品と直接競合するものだ。
[原文:3 jabs at Apple you might have missed in Google's big phone launch]
(翻訳:増田隆幸)