Nissan
日産車のオーナーは、アマゾンのAIアシスタント「Alexa」で、エンジンをリモートで始動できるようになる。
Alexaでリモート操作できるようになるのは、2016年から2018年に製造されたNissanConnectサービス搭載車。エンジンの始動、ドアロックの施錠・開錠のほか、ヘッドライトを点灯したり、クラクションを鳴らすなどの操作が可能になる。
アマゾンは1週間前に、2018年以降、全てのBMWおよび一部のMINIにAlexaを搭載すると発表したばかり。天候情報を車のディスプレイに表示したり、ガレージのドアを開けるなどの操作もできるようになる。
またフォードも、最新のインフォテインメントシステム「SYNC3」にAlexaを搭載している。
日産車ではAlexaは、BWMやフォードほど車載システムとして統合されていないが、今回の動きは、アマゾンが数多くの自動車メーカーと連携し、Alexaを自動車に搭載しようとしていることの表れだ。
テック企業大手は、自動車業界への参入を力を入れている。自動車データの市場は、2030年までに7億5000万ドル(約845億円)規模に成長すると予測されているためだ。アップルやグーグルはすでにCarPlayやAndroid Autoで市場に参入している。アマゾンがより多くの自動車にAlexaを搭載できれば、すぐにアップルやグーグルと肩を並べる存在となるだろう。
[原文:Some Nissan owners can now control their cars with Amazon's Alexa]
(翻訳:まいるす・ゑびす)