あらゆる自転車が電動に? MIT発のスタートアップが開発した「赤いホイール」

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Courtesy of Superpedestrian

マサチューセッツ工科大学(MIT)のセンシブルシティー・ラボ(Senseable City Lab)から生まれたスタートアップ「スーパーペデストリアン(Superpedestrian)」の最初の製品が、アメリカに続き、ヨーロッパでも入手可能になった。

「コペンハーゲン・ホイール(Copenhagen Wheel)」と名付けられたこの赤いハブホイールは、どんな自転車も電動の(そしてオシャレな)自転車に変えてしまう。

一体どんな製品なのだろうか? 写真で紹介しよう。




これがコペンハーゲン・ホイールだ。通常の自転車であれば、どんなものにも取り付けられる。あらかじめこのホイールを装着した自転車もあり、およそ2000ドル(約22万円)で購入可能。ホイール単体では1500ドル(約17万円)だ。

コペンハーゲン・ホイール

Courtesy of Superpedestrian


高いと感じるかもしれないが、ハイエンドの自転車なら電動モーターなしでも軽く1000ドル(約11万円)はする。

自転車に乗る男性

Courtesy of Superpedestrian


この自転車は、自動車の所有コストがかさむ大都市で、主要な交通手段として機能するだろう。スーパーペデストリアンのCEOアサッフ・ビダーマン(Assaf Biderman)氏は、インタビューでこう語った。

自転車の近くで休憩する女性

Courtesy of Superpedestrian


「昨今、人々が日常生活で移動しなければならない距離を考えると、モーターのついた乗り物が不可欠だ」と、ビダーマン氏。

自転車を担いで階段を上る男性

Courtesy of Superpedestrian


コペンハーゲン・ホイールには、電子キーとして機能するスマートフォンアプリが必要だ。所有者はそのアプリを使って、ホイールをいつ作動させるかコントロールする。また回転数やスピードを計測し、ここぞというところでアシストしてくれる。

自転車の脇で休憩する男性

Courtesy of Superpedestrian


ポイントは、モーターがホイールの中にあることだ。そうすることで、自転車をこいでいる人がアシストを必要とするその瞬間に動力を供給できるとビダーマン氏は言う。モーターが他の場所に取り付けられていたら、動力が加わるのが遅れ、乗り心地が悪くなるだろう。

自転車に乗る男女

モーターをホイールに直接付ける形にすることで、ユーザーは好きな自転車を選ぶこともできる。

Courtesy of Superpedestrian


「電動の小さな乗り物を作る際は、人間の体とシームレスにコミュニケーションが取れることが必要だ」と、ビダーマン氏。このホイールは動力を20倍にまで高めることができる。ただし、ユーザーは基本的にスマホアプリを使って「エコ」、「ターボ」、「エクササイズ」のいずれかのモードに設定、希望する動力レベルを選ぶことになる。

サイクリング

Courtesy of Superpedestrian


コペンハーゲン・ホイールは、1度の充電で時速約40キロメートル、約50キロメートルを走行することが可能だ。

サイクリングをする女性

Courtesy of Superpedestrian


スーパーペデストリアンはこれまでに、スパークキャピタル(Spark Capial)やジェネラルカタリスト(General Catalist)などから2850万ドル(約32億円)を調達。ネスト(Nest)の元CEOトニー・ファデル(Tony Fadell)氏も、金額は明かしていないが、このスタートアップに投資してきた。

坂道を走る女性

Courtesy of Superpedestrian


ビダーマン氏も2009年、MITのセンシブルシティー・ラボのアソシエイト・ディレクターを務めていた頃、コペンハーゲン・ホイールに共同出資した。そして2013年、有志と共にラボを去り、スーパーペデストリアンを設立。2017年4月から、アメリカでコペンハーゲン・ホイールの販売を始めた。

坂道を上る男性

Courtesy of Superpedestrian


こちらがビダーマン氏。彼はコペンハーゲン・ホイールが、より小さく、パーソナルな、自動車のようには場所を取らない乗り物を人々に提供することで、都市部の渋滞緩和に貢献できると考えている。

ビダーマン氏

Courtesy of Superpedestrian

「移動手段を根本から見直さない限り、都市の過密化は止まらない」とビダーマン氏。「これこそが、我々が出発点として自転車に魅力を感じた理由だ」

[原文:A startup born at MIT has created a wheel that can make any bike electric — and now it's coming to Europe

(翻訳:Conyac)

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