Apple
iPhone 8とiPhone Xは、素晴らしい。だが、買い換えは来年のiPhoneまで待つという選択肢はありだろうか?
スマートフォンが遅くなってしまい、日常の使用に耐えないという状態なら、買い替えるタイミングだろう。iPhone SE、6S、7、8、Xの中から自分に合ったiPhoneを選べば良い。来年のiPhoneを考える必要はない。
だが、もし待てるなら、もう2018年に発売されるiPhoneの噂が出回っている。
現時点の噂のほとんどは、次のiPhoneのディスプレイに関するものだ。これは、デザインが大幅に変わることを示唆している。少なくとも「ミッドレンジ」のiPhone 8の後継モデルについては。
しかしまだ、名称については何の手掛かりもない。iPhone 8Sなのか、iPhone 9なのかはまったく分からない。ここでは仮に「2018 iPhone」と呼ぶことにしよう。
注意してほしいのは、噂は初期段階のもので、アップルが来年9月に新しいiPhoneを発表するまでに変更される可能性が高いということ。そもそも、これらの噂が正確な情報である保証はない。あくまでも仮の話と捉えて欲しい。
では、2018 iPhoneの噂をチェックしよう。
iPhone 8の後継モデルはベゼルレス(狭額ベゼル)
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、次のミッドレンジモデルは、iPhone Xのようなベゼルレスとなる。
具体的には、アップルはジャパンディスプレイの「フルアクティブLCD」の採用を検討しているようだ。エッセンシャルフォン(下の写真)やシャオミ Mi Mix2を見れば、イメージが湧くはずだ。
1つだけ記しておくと、フルアクティブLCDを使用する場合、iPhone Xなどの有機ELディスプレイとは異なり、少なくとも1カ所に他の箇所よりも大きめのベゼルが残る。通常は画面下部だ。
このタイプのLCDディスプレイは、比較的安価で、iPhone Xで使われている有機ELディスプレイと比べると供給不足の問題も起きにくい。これらの2つの要因で、iPhone Xは高価になっている。
2018 iPhoneは6インチ以上の大画面モデルも
Galaxy Note 8は6.3インチのディスプレイを搭載。iPhone 8 Plusの後継モデルも同様のサイズになるだろう。
Sarah Jacobs/Business Insider
コリア・ヘラルドによると、アップルはジャパンディスプレイに6インチ超のLCDディスプレイを発注している。
有機ELディスプレイを搭載したiPhone Xの後継モデル用とは考えにくい。iPhone 8 Plusの後継モデル用だろう。
2018 iPhoneがベゼルレスになることは、iPhone 6時代のハードウエアデザインの終わりを意味する
YouTube/Marques Brownlee
これはアップルがフルアクティブLCDを採用するという噂に基づく我々の推測にすぎないが、iPhone 8 Plusの5.5インチディスプレイよりも大きなサイズになるだろう。
デザイン変更がなくても、フルアクティブLCDとベゼルレスディスプレイを採用すれば、2018 iPhoneのデザインは、これまでのモデルとは違ったものになるだろう。
iPhone Xの後継モデルもより大きく
Business Insider
ETニュースによると、アップルはiPhone Xの有機ELディスプレイを製造しているサムスン・ディスプレイに5.28インチ、5.85インチ、6.46インチの有機ELディスプレイを発注したようだが、その後、最も小さいサイズの発注はキャンセルされた模様。
アップルは来年、より大きな6.46インチのiPhone Xの後継モデルをラインナップに追加すると噂されている。11月に発売されるiPhone Xには5.8インチの有機ELディスプレイが搭載されている。
source:Apple、YouTube/Marques Brownlee
[原文:Forget the iPhone 8 and iPhone X — rumors about next year's iPhones are already starting to emerge]
(翻訳:まいるす・ゑびす)