アメリカ人の「通勤」は過去10年でほぼ変化なし —— でも在宅勤務は増えている

電車? バス? それとも自転車? あなたの通勤手段は何だろう?

アメリカでは、ある通勤手段が圧倒的な支持を得ている。自家用車だ。

米国勢調査局(US Census Bureau)のデータによると、アメリカ人はバスや電車といった公共交通機関、自転車、もしくはバイクのような小型車両よりも、自家用車を通勤に利用している。そして、その数字は過去10年でほぼ変化していない。

アメリカ人の通勤手段

アメリカ人の通勤手段。10年前と変わらず、8割以上の人が自家用車を使っている。ただ、在宅勤務をする人は増加している。

Business Insider/Mike Nudelman

10年前の2006年に比べ、2016年に自家用車を利用して通勤していた人の割合は1.3%減少している。しかし、この10年で労働人口が900万人増加していることを考えると、通勤に自家用車を利用している人の絶対数は増えていることが分かる。

調査対象1億5000万人の就業者のうち、2016年に自家用車で通勤していたのは1億2500万人で、2006年から850万人増加している。ただし、この数字には相乗り層も含まれているため、車両数そのものが有意に変化したかどうかは評価できない。

唯一、絶対数、割合ともに増加が見られたのは、在宅勤務をする人の数だ。2016年に自宅で仕事をしていた人の数は、760万人。割合で見ると、2006年から1.1%増加している。

このデータは日に日に悪化する渋滞率に手を焼く都市にとって、朗報とは言えないだろう。交通量を減らしたいなら、自治体は通勤者に車を捨てるよう促すソリューションを検討する必要がある。渋滞区間に通行料を課したり、渋滞率の高い時間帯のタクシー料金を値上げする「混雑課金(congestion pricing)」公共交通機関の利用者数を増やすことなどが、その一案として挙げられよう。

[原文:Americans' commuting habits haven't changed at all in the last 10 years

(翻訳:Yuta Machida)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい