コンビニで陳列販売されているLINE Payカードの様子。編集部近くのファミリーマートではまだ在庫豊富に販売をしている。
LINE Payのプリペイドカード「LINE Payカード」が、店頭販売を終了することがわかった。同社がLINE Payユーザー向けに10月11日にアナウンスした。LINE Payカードはチャージ方法によって実質的なポイント還元率が高いプリペイドカードとして一部で人気が高かった。
LINE Payユーザー向けの「お知らせ」によると、店頭販売終了の日付を「2018年1月15日」としているものの、「店頭在庫の状況により1月15日より早く終了する場合」があるとも注意書きをしており、実際には流通在庫がなくなり次第終了していく方針のようだ。
LINE Payカードの店頭販売終了のアナウンス。
なぜ今回の決定に至ったのか。「お知らせ」によると、提供が終了するのは店頭販売のみで、郵送での販売はこれまで通り継続。つまり、LINE Payカードそのものがなくなるわけではない。
LINE Payカードは2016年11月22日からコンビニ店頭などでの販売を開始。当初のリリースでは、取り扱い店舗数は全国3万店以上。
LINEは当初、店頭販売を開始した理由として、
「郵送でカードをお届けするまでに1~2週間お待ちいただいておりました。そのため、ユーザーから『申込んでから届くのに時間がかかる』、『もっと早く使いたい』などの声をいただいておりました」(店頭販売開始時のリリースより)
としていて、ユーザーの利便性を高める手段として、コンビニでの取り扱いを開始した経緯がある。
店頭販売終了の経緯と影響については、LINE広報に問い合わせ中。回答があり次第、続報をお伝えする。
(文:伊藤有)