けしの実、市民菜園、縞模様のラグ、泉。4パターンの柄に身を包んだ「Surface」の公認アクセサリーが登場した。マイクロソフトと、フィンランドのアパレルメーカー「Marimekko」(マリメッコ)がコラボした「Marimekko for Microsoft Surface」だ。6月に発売済みのパソコン本体に貼る4パターンのシール(スキン)に加えて、キーボードである「タイプカバー」、Surfaceを入れて持ち歩く「スリーブ」を新たに発売した。
デバイスに個性を持たせ、「アイデアやエネルギーを」と期待する日本マイクロソフトの平野拓也社長。愛用するサーフェスにどの柄を着せたい?
14日に都内であった発表会。左は、日本マイクロソフトの平野拓也社長、中央はティーナ・アルフフタ・カスコCEO。
4種類は、ピンクの花柄の「Unikko」(けしの花)、緑色の線画の「Siirtolapuutarha」(市民菜園)、縞模様のラグをモチーフにした「Räsymatto」(ラシマット)、さざ波をイメージした黒色の柄の「Kaivo」(泉)。スキンは6月に、スリーブとタイプカバーは10月13日に、マイクロソフトのオンラインストアで販売を始めた。
10月14日の発表会で、 平野社長は「働き方をどう変えられるか、アイデアとエネルギーを持って働けるか、マリメッコとは共通のポイントがあった。サーフェスの機能性と美しさと、マリメッコのデザイン、個性が豊かな表現を合わせ、アイデアが出せる、自身にあった組み合わせをしてほしい」とあいさつ。
マリメッコのCEOのティーナ・アルフフタ・カスコ(Tiina Alahuhta-Kasko)氏は、 「ポジティブな物を与える、大胆な柄、色で人々の暮らしをエキサイティングにしたい」と話した。マリメッコがIT企業と共同で商品を発売するのは初めてという。
平野社長は、テクノロジーと働き方改革にも触れ、「社内のAI(人工知能)から毎週レポートが届き、『今週は(例えば、田中さんと)30%の仕事を一緒にしていた、30%もいる必要あるんですか』『ミーティング中の(タイピングを計測するシステムで)25%内職してましたね』と教えてくれる」と明かし、テクノロジーとの組み合わせにより、「気付き、クリエイティビティーを与えてくれる仕事に変わっている」と話した。
(文・写真:木許はるみ)