新たな任務につくタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦モンテレー、その装備とは

全長567フィート（約173メートル）、全幅55フィート（約17メートル）。進水は1988年10月、就役は1990年6月。

出典：US Navy

機関はLM2500ガスタービンエンジン4基。速力は34マイル（約55キロ）。

出典：US Navy

対空防衛の主力はスタンダードミサイル2（SM-2）。最新鋭の音速ホーミングミサイルだ。

スタンダードミサイル2は、ミサイル駆逐艦ザ・サリバンズにも搭載されており、イージス・システムによって垂直発射システムから発射される。実際の発射シーンは以下の動画で。

出典： US Navy

垂直発射型アスロック（対潜ミサイル）も装備。写真はミサイル駆逐艦マスティン。

垂直発射型アスロックは、MK46 Mod.5A短魚雷もしくはMK54短魚雷を弾頭に搭載した対潜ミサイル。

出典：US Navy

各種のミサイルは、甲板に並んだハッチから発射される。

星条旗をたたむ海兵の後ろに見えるのは、ハープーン対艦ミサイルの4連装発射機。射程は67マイル（約108キロメートル）。

モンテレーは他にも、巡行ミサイル｢トマホーク｣など、さまざまなミサイルを発射できる。

出典：US Navy, Boeing

MK32 3連装短魚雷発射管を2基装備。写真はミサイル駆逐艦マスティン。

出典：US Navy

MK36デコイ展開システム（SRBOC）。対艦ミサイルや攻撃機などをかく乱する。写真は、海上自衛隊の護衛艦ふゆづき。

出典：US Navy, BAE

その他にもさまざまな火器を装備。写真は、ファランクス近接防御火器システム（CIWS）。

近接防御火器システム（CIWS）は、ミサイル攻撃に対する最終防衛ラインとなる。動画は以下。

出典：US Navy

MK-45 5インチ／54口径軽量砲は地上目標や航空機の攻撃、艦砲射撃による地上部隊の援護を担う。

MK-45 5インチ砲の動画は以下。

出典：US Navy

MK38 25ミリ機関砲は、1分間に180発、有効射程は2500ヤード（約2.3キロメートル）。

MK38 25ミリ機関砲の動画は以下。

出典：US Navy

2基の50口径機関砲も。

出典：US Navy

7.62mm NATO弾を使用する30口径M240B機関銃も2基。発射速度は600〜650発/分。

出典：US Navy, Globalsecurity.org

艦載機は、2機のSH-60B シーホーク。

出典：US Navy

乗員は士官37人、下士官兵327人。

出典：US Navy

今回の作戦期間は6カ月の予定。

出典：Navy Times