編集部に突如届いたGoogle Home Mini。
10月23日に発売されるGoogle Homeの弟分、「Google Home Mini」が一足早く編集部に到着。早速、開封してみました。
化粧箱はさすがに小さく手のひらサイズ。ビックカメラなどの店頭購入時でも、カバンに入れて持って帰りやすそうなサイズです。ちなみに自宅にはGoogle Homeもあるので、セットアップするのは都合、2台目。
底面の開け口をビリビリっと破って……(何度やってもこれ、快感ですね)
Google Home Miniが登場。編集部の評判では、見た目のサイズ感は「おまんじゅう」「どら焼き」。
確かに分厚目のどら焼き感、かなりある。
これが同梱品一覧。驚くのは電源ケーブルです。頭が丸い!
コンセントプラグ部分の頭にはGの文字。デザインの作り込みにプロダクトマネージャーの愛情を感じますね。
電源を入れると、化粧箱の写真と同じように4つのインジケーターが光って電源オン。
基本的に通電させっぱなしで使うものなので、電源スイッチはありません。
セットアップは大きい方のGoogle Homeと同じ。
ちなみに、Google Homeとの大きさ比較はこんな感じ。実物の直径もGoogle Homeとほとんど変わりなし。デザインも統一感アリ。
速攻レビュー:音量は十分、音質も意外なほど良い
Google Home Miniで気になるのが「音量と音質はどうなのか」。いわゆる「大きい方」のGoogle Homeが直販価格1万5120円なのに対して、Miniは6480円。ざっくり9000円も価格が違う。もちろんグーグルの想定は、リビングにはGoogle Home、他の部屋や書斎にはMini(要するに「部屋ごとに置いてね」)だと思われるが、Miniが意外と使い物になるならこちらでも……とは一度は考えますよね。
安心してください、これ「十分イイ音」ですから。音楽再生を試してみると、低音をうまくカットしてるようで、最大音量まで鳴らしても音割れや気になるコモリ音などは皆無。開封に同席していた編集者は「Google HomeじゃなくてMiniを買おう」と呟いていたほど。「ちょい聞き」程度には十分使えます(もちろん原音再生に忠実だとかいう話ではないですけどね)。
また音量は、編集部の広さで「うるさい」と言われそうなくらいまで鳴るので、一般的なインドア利用で音量不足を心配する必要はないでしょう。
サイズ感はMiniの方がGoogle Homeよりずっと小さい印象を持っていましたが、実物を比べると、実は直径はほとんど同じ。背が低いだけ。それでも、例えばリビングのテレビ脇に置いたりするなら、存在感の主張は随分減る。家族の目が気になるからMiniの方が良い、という人もいるかもしれません。
「Google Homeが2台ある暮らし」の意外な挙動
自分のアカウントにGoogle Homeが2台ぶら下がるのは初の体験。最初に戸惑うのは、標準のスピーカーを「大きい方」に設定していると、基本的に何かの操作は全てそちらが優先になるということ。例えば、編集部で「EDMの音楽を聞かせて」とMiniに囁くと、「EDMをリビングのGoogle Homeで再生します」などと言うわけです(それ自宅のリビングだから!)。
今回、Miniは「書斎」設置として設定してます。ちゃんと目の前のMiniを指定して音楽再生するには「EDMを書斎で聞かせて」と言わないといけません。この辺は少し慣れがいるでしょうね。
それにしても、実機を使ってみて、グーグルがこちらを「後出し」してきた理由がわかった、そんな気がします。Google HomeとMiniどちらを買うか悩んでる人なら「Miniは買い」ですよ。
(文、写真・伊藤有)