iPhone X維持費は意外と安い「2年間コスパ」月額最安キャリアは●●だ[ドコモ・au・ソフトバンク]

iPhone X月額最安はドコモかauかソフトバンクか?

10月27日(金)16時01分から、いよいよiPhone Xの予約がスタートする。それに合わせて各社よりiPhone Xの販売価格や購入サポート額が発表された。iPhone8/8 Plusには手を出さず、iPhone Xの発売を心待ちにしている人も多いだろう。そこで各社のiPhone Xの価格と料金プランを比較した。

端末単体の価格はドコモが安い、しかし2年の総額コストは……

まずは端末本体価格だ。iPhone 8/8 Plusと同じく、本体価格が最も安いのはNTTドコモだ(表1)。auはNTTドコモの本体価格にプラス約3000円、ソフトバンクはプラス約5000円で購入できる。ただし、iPhone 8/8 Plusと同様、購入サポートの額や、月額通信料をプラスするとこの安さの総合順位は変わってくる。

iPhone X 64GBと256GBの3キャリア価格比較。

iPhone X 64GBと256GBの3キャリア価格比較。なお、アップルが販売するSIMロックフリー版の価格は64GB版で11万2800円、256GBが12万9800円。

最安維持はau、5GB通信でコスパ最強はソフトバンク

下の表2に気になる「最安プラン利用時」と、現実的な「5GBデータ通信利用時」でのランニングコストをまとめた。

通信プランをギリギリまで削った「最安プラン利用時」は、一見すると2年間の料金が“最も安いように見える”のは「ワンキュッパ割」のあるソフトバンクだ。2年間の支払い総額は約14万円台になっている。ただし、このプランでは端末代金が48回払いなので、実は「約6万5000円の残債が残る」のだ。(ワンキュッパ割では残債を免除する「半額サポート」が使えない。半額サポートの説明は後ほど)。だから、2年で機種変する場合、支払い総額は約21万円になってしまう。

さて、端末代金の残債の償却も含めて、本当に最安維持できるのは、auだ。「auピタットプラン」を利用する。この場合、2年間約15万円で運用できる。「アップグレードプログラムEX」を利用して機種変更することで、残債の免除が受けられるからだ。ただし、この総額に抑えるにはデータ通信量が月1GB以内でないといけない。実質、Wi-Fiと通話専用ということになる。

iPhone Xの2年間支払い総額を比較

一方で、日常利用として現実的な「5GBデータ通信利用時」で比べた場合、2年間の支払い総額が最も安いのはソフトバンクだった。支払い総額は約21万円だ(本体代金の残債が6万円以上あるが、「半額サポート」を使うことで、ソフトバンクで次のiPhoneに機種変すればゼロにできる)。また、端末代金の残債がないプランでも僅差でソフトバンクが最も安かった。

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毎年新しくできた「1年での機種変オプション」プランに注目

iPhone X

Gizmodo Japan

今年のiPhone発売合戦で加熱しているのは、「1年での機種変更をサポートするプラン」だ。これは、毎年新しいiPhoneに買い換えたいユーザーに向けて、端末代金の残債を免除(au、ソフトバンク)したり、新モデル購入時に使える現金相当のポイントを特別に付与(ドコモ)してくれるもの。3社ともにiPhone 8/8 Plusと同様にiPhone Xにもそれらプランが適用できることを発表している。

表3にこの最新の仕組みを使って「1年で次のiPhoneに機種変」した場合の実質年額をまとめた。各社最安の通信プラン(表2の最安プランと同じ)を利用した場合、最安維持できるのはauで、10万円以下のランニングコストで1年間、iPhone Xを回線込みで使えることがわかる。そして、一年後にはさらに新しいモデルに機種変更できるというわけだ。

iPhone X 64GBを1年で機種変した場合の実質負担額

iPhone Xは本当に「高すぎる」のか?

9月のアップルストア価格の発表以来、iPhone Xは「高すぎる」という声があるのも事実だ。通信料金も含めて、それは果たして「いくらくらい高すぎる」のだろうか?

auの1年間の実質年額はiPhone 8 64GBが7万7856円で、iPhone Xだと9万6216円になる。その差は約2万円だ。NTTドコモ、ソフトバンクも同様に約2万円差だった。

また、2年間の支払い総額の差は、(残債の額によるが)1万8360円~3万6720円となった。本体価格の差が本来は約4万円あることを考えると、各種割引プランの適用で、iPhone Xが購入しやすくなっていることがわかる。1カ月あたりの通信費が1000~2000円ほどアップしても問題ないならiPhone Xは十分に手が届く。

iPhone Xの性能上の魅力は、初採用の有機ELディスプレイと、顔認証(というより表情までとらえる「顔センサー」)のFace ID、そして、Plusよりも高機能となったカメラだ。

一方でiPhone XではTouch ID機能および、ホームボタンがなくなっており、使い勝手は大きく変わると予想できる。このため、今のところはiPhone 8/8 Plusを購入し、来年以降、様々な情報が出回ってからiPhone Xに切り替えるのも1つの手ではある。

単純に「機能・性能アップ」というわけではないところが悩ましいが、iPhone Xが次世代のiPhoneを先取りする存在であることは間違いがないところだ。10月27日の予約争奪戦でいち早く予約番号を確保する際に、どのキャリアを選ぶか? その時にこの記事を役立てていただければ幸いだ。

(文・比較表作成 コヤマタカヒロ、図制作・Business Insider Japan)

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