ソフトバンク会長兼CEO孫正義氏
Koki Nagahama/Getty Images
2010年6月、孫正義氏は、次の30年と次の300年のビジョンを発表した。
このSFのようなビジョンは、ソフトバンクが創業30周年を迎えた2010年の定時株主総会で発表された。
あれから7年、孫氏はIT分野への投資を目指すソフトバンク・ビジョン・ファンド、いわゆる「10兆円ファンド」を設立。同ファンドにはアップルやサウジアラビアの政府系ファンドなども出資している。
孫氏は、自身が描いたビジョンへの投資を急速なペースで進めている。テレパシー、人工超知能、コンピューターと脳のインタフェース、クローン羊などを実現するために。
第2、第3の「10兆円ファンド」の計画が伝えられている今、同氏のビジョンが描かれた、13枚のスライドを改めて見てみよう。
「ソフトバンク 新30年ビジョン」は、2010年の株主総会で発表された。
2010年6月5日。
SoftBank
ソフトバンクが注力する分野を示した。
悲しみ —— 死、孤独、絶望。
SoftBank
「情報革命で人々を幸せにしたい」と孫氏は述べた。
同社の投資戦略も垣間見える。
迷った時ほど遠くを見よ。
SoftBank
新30年ビジョンを描くために、300年後の世界を見据えた。
300年後の世界
SoftBank
コンピューターが人間の脳をはるかに超える。
トランジスタ数、30年で100万倍。
SoftBank
2018年、ワンチップに入るトランジスタの数は、人間の大脳の脳細胞の数、約300億個を超える。
「脳型コンピューター」の開発も目指す。
脳型コンピューターが当たり前のものに。
SoftBank
科学技術をどこまで許すのかが議論になる。
クローン羊
SoftBank
「情報革命で人々を幸せに」
SoftBank
2400年までに日本では平均寿命が200年以上になり、
日本の平均寿命の伸び。
SoftBank
人は、新たなコミュニケーション手段を手に入れるだろう。
体を通信媒体にして、テレパシーのように通信する。
SoftBank
ロボットと共存する方法も学んで行く。
ロボットとの共存。
SoftBank
とても深い意味のスライドもあった。
だが、人は愛を望み、愛に傷つく。
SoftBank
100年以内に、人はARを通じて触れ合えるようになる。
ARが進化し、互いに触れ合うことができるようになる。
SoftBank
「ソフトバンク バリュー」
1)情報革命で人々を幸せに 2)失敗を恐れず高い壁に挑み続ける 3)やる以上は圧倒的No.1 4)言い訳しない、脳がちぎれるほど考え、とことんやり抜く 5)登る山を決め、どう行動するか逆算で決める
SoftBank
動画は以下。
[原文:The 13 craziest slides that show SoftBank's vision for the next 300 years]
(翻訳:梅本了平)