中国では5日に1人のペースでビリオネアが誕生していた!

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By erinohara73 on flickr

  • UBSとPwCの最新レポートによると、世界のビリオネア(億万長者)が保有する資産の総額は2016年、17%増加し、6兆ドル(約685兆円)となった。
  • レポートによると、新たにビリオネアとなった人の4分の3をインドと中国が輩出していて、この成長はアジアがけん引した結果だという。
  • 新しくビリオネアとなる人が最も多いのは中国で、5日に1人のペースで誕生している。

アメリカは世界で最も裕福な国かも知れないが、最も多くのビリオネアを輩出している国ではない。

それは、2016年に67人、もしくは5日に1人のペースで新たなビリオネアを生んだ中国だ。UBSとPwCが10月26日(現地時間)に発表したレポートで明らかになった。

「レポートのために今回インタビューをしたアジアのビリオネアによると、大中華圏の地政学的な安定、中国の不動産価格の上昇、インフラ支出の増加、中流階級の拡大、物価の上昇があいまって、富の成長を促している」とレポートは指摘する。

またビリオネアの数は、アジア(637人)がアメリカ(563人)を初めて上回ったことも明らかになった。資産の集中度は引き続きアメリカの方が高いが、それも今後3、4年でアジアがトップに立つだろう。

アジアの成長の主な原動力は、テクノロジーだ。レポートの共同著者ジョン・マシューズ(John Matthews)氏はBusiness Insiderに対し、新しいテクノロジーの大半はアメリカの企業の着想によるものだが、アジア諸国は、こうした新しいテクノロジーを取り入れ、融合させるのに長けていると語った。

「アジアは実行と融合の場だ」と、マシューズ氏は語る。例えば、VenmoやPayPal(ペイパル)といった新しい金融アプリはアメリカで誕生したが、これらのアプリが最も大きな成長を遂げたのはアジア諸国だ。

「中国では、人々は現金やクレジットカードを使わない。使うのはアプリだ」マシューズ氏は言う。

とはいえ、アジアではビリオネアの資産は市場と密接にリンクしているため、極めて不安定だと同氏は指摘する。

「ある日、ビリオネアになっても、次の日にはそうでなくなっている」「アメリカでは市場と連動しているビリオネアの資産は40%のみだ。これがアジアでは70%となっている」

アジアのビリオネアの増加を示すチャート

2016年の地域毎のビリオネアの数の増減。左から、アメリカ、欧州、アジア。それぞれのグラフの左が脱落者(Drop-offs)、右が新規参入者(New entrants)。

UBS

[原文:China is churning out a new billionaire every 5 days]

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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