白熱するiPhone X狂想曲、ヤフオクで転売19万円の例も —— 発売は11月3日(金)午前8時

10月27日(金)16時01分から開始されたiPhone Xの予約。当日は予約サーバーこそ落ちなかったものの、アクセス経路や予約キャリアによっては相当な混みようだった。現時点で納期がわかっているのはアップルストアのみ。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアは、納期未定のままひとまず予約を取っているという段階だ。一部のキャリアについては、問い合わせに対して予約番号のみを伝えるという対応をとっているようだ。

10月29日夜時点のアップルストアの納期は、本体色(ブラック/シルバー)、容量(64GB/256GB)を問わず、納期は5〜6週間。店頭受け取りは現時点では選択できなくなっている。

iPhone Xのアップルストアでの予約状況

10月27日(金)の予約開始数十分後には当日受け取り分が完売状態になった。現時点でのアップルストア予約の参考納期は、年内になんとか手に入るというところ。

既に加熱し始めている「iPhone X転売」争い

iPhone発売といえば、発売直後の入手難を背景にした「転売」もまた、残念なことに風物詩になってしまった。iPhone Xの予約に関しては、当日受け取り分が完売状態になったこともあり、週末土日で高額な価格での転売が既に成立している。編集部で確認した限りでは、ヤフーオークションで、256GB版が本来12万9800円のところ、19万3000円で落札されていたケースがあった。その他も、価格の差こそあれ、数万円の上乗せで落札されている状況だ。

既に活発な出品があるiPhoneXの「転売」

既に活発な出品があるiPhoneXの「転売」。即決価格まではまだ至らなくても、現時点の入札価格がすでに正規価格を上回っている。


iPhoneX02

こちらは実際に取引が成立した例。アップルストアの正規価格に対して+6万円の「プレ値」がついたケースもあるようだ。

アップルはここからが主戦場、気合の入ったPVも登場

誰もが肌感覚でわかっているとおり、今年の新iPhone商戦はこのiPhoneX発売以降が主戦場だ。実際、先行して登場したiPhone8の販売状況については、NTTドコモの吉澤和弘社長が「iPhone7の7割程度」と明かしたことを筆頭に、国内外で様々な「iPhone X待ち」を示すリサーチ情報の数字が出てきている。

アップルはiPhone X発売に向けて、10月27日から日本向けにローカライズされたiPhone Xの新CMも投入した。この新CMが、正直よくできている。iPhone Xのテクノロジー満載のクールな魅力を、アップルらしいアップテンポな音楽に合わせて打ち出したものだ。アップルは複数のSNSチャネルでこの広告CMの拡散を始めている。

例年から約1カ月半遅れで始まろうとしているiPhone本格商戦。アップルも、通信キャリア大手3社も、iPhone XとiPhone 8合算でどこまで数字を伸ばせるかを考えているはずだ。

アップルがSIMフリー版iPhone Xの当日販売分を確保したと発表したため、当日に手に入れたい人たちは行列をつくることにもなるだろう。iPhone X狂想曲は一体どこまで加熱するのか? アップルストアでの発売は今週金曜日、11月3日の午前8時だ。

(文、写真・伊藤有)

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