Nintendo
- 任天堂は、ニンテンドースイッチの販売計画を上方修正した。
- ニンテンドースイッチは発売から1年で、Wii Uの販売台数を上回る見通し。
- しかし任天堂にとって、長期的な目で見て最大の利益をもたらすであろう市場は、スマホゲームだ。
- 任天堂の最新の株価はこちら。
任天堂の「ニンテンドースイッチ」は現在、最も話題のアイテムの1つだ。ユーザーの支持は高く、その人気が衰える気配はない。
同社はスイッチの販売計画を引き上げ、発売開始から1年でWii Uの総販売台数を上回ると予想している。任天堂は、スイッチの通期の販売計画を1000万台から1400万台へと上方修正した。
「任天堂の保守的な経営姿勢を考えれば、今回の上方修正は驚くほど大幅な修正だった」とJefferiesのアナリスト、アトゥル・ゴヤール(Atul Goyal)氏は顧客向けのメモで述べた。「我々から見れば、新たな販売計画も非常に控えめな数字で、まだまだ上昇の余地がある」
ゴヤール氏は、任天堂の1400万台という数字は実現可能だという。任天堂はスイッチの発売以来、継続的にビッグタイトルを発表し続けている。最新作『スーパーマリオ オデッセイ』も、すでにいくつかのレビューサイトで満点を取るなど、新作ゲームへの評価もほとんどが好意的だ。
良質なゲームがゲーム機本体の販売を促進し、利用者が増えれば、より多くのゲーム開発会社を引き付けられるとゴヤール氏はいう。同氏は、スイッチは向こう3年から5年の間、販売台数を伸ばし続けると予測している。
またゴヤール氏は、スマートフォンが任天堂にとって最も重要なプラットフォームの1つになるとも見ており、将来的にはスイッチによる売り上げをしのぐと考えている。ゴヤール氏は以前、スマートフォンは将来的に、任天堂が10億人のユーザーを確保し得る、極めて重要なプラットフォームになると語っていた。任天堂は、スマホゲームを徐々に改良しており、引き続きこのプラットフォームに注力していくと述べている。
任天堂の株価は今年、75.12%上昇している。
[原文:JEFFERIES: Nintendo's Switch is selling like crazy, and won't slow down anytime soon]
(翻訳:忍足 亜輝)