これが小売業の未来の姿? NYにできたターゲットの新店舗に行ってみた

ヘラルド・スクエア、ターゲット新店舗

10月、ニューヨークのヘラルド・スクエアにオープンしたターゲットの新店舗。

Mark Matousek/Business Insider

  • ターゲットは主要な都市エリアで、より規模の小さな、合理化された店舗を展開している。
  • 品揃えやインテリアも、店舗ごとにカスタマイズされている。
  • 自社のプライベートブランド商品やパートナー企業の商品を重視している。
  • ニューヨークのヘラルド・スクエアの新店舗は、ターゲットが小売業の未来をうかがわせる特徴を提示しつつ、より若く、ファッショナブルな購買層にアピールしようとしていることを表している。

米小売大手ターゲットは主要な都市エリアで生活する顧客を引きつけようと、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴを含むアメリカ国内のいくつかの大都市で、小規模店舗をオープンさせている。これらの店舗は、同社のフルサイズの店舗とは大きく異なり、人口過密エリアの生活者が利用しやすいように設計されている。

規模の小ささに加え、カスタマイズされた品揃えやインテリアがこうした小規模店舗の特徴だ。一部の店舗では同日配達のサービスも提供する予定だという。同社は2019年までに130以上の小規模店舗を展開する計画だ。

Business Insiderでは先月、ニューヨークのヘラルド・スクエアにあるターゲットの新店舗を訪れ、規模の大きさがその特徴であったターゲットが、どのように都市の環境に適応したのか、探ってきた。


我々がヘラルド・スクエアにあるターゲットの新店舗を訪れたのは、木曜日の午後のことだ。

ターゲット入り口

Mark Matousek/Business Insider


1階は、「Print All Over Me」とのコラボ商品を含む、自社ブランドの衣料品が目立っていた。

衣料品

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「Print All Over Me」は、2014年に創業したオンライン・プラットフォームで、色鮮やかな衣服やアクセサリーを、顧客自らがデザインし、購入することができる。

Print All Over Meのシャツ

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出典:Architectural Digest

1階ではまた、ターゲットが8月に立ち上げた女性服のブランド「A New Day」もハイライトされていた。

a new dayの売り場

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このレーベルは、同社の典型的な購買層よりも若く、ファッショナブルで都会的な消費者を取り込もうとしているようだ。

a new day 、バッグ

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反対側の入口には、ヘラルド・スクエアを頻繁に訪れる観光客にアピールするようなアイテムが並べられていた。

観光土産

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手軽なスナックやランチをテイクアウトしたい客のために、フレッシュで持ち運びのしやすい食品も並んでいる。

スナックコーナー

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エスカレーターで下の階に降りると、すぐにハロウィーン向けのアイテムが目に飛び込んできた。菓子や……

ハロウィン用お菓子

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仮装用のコスチューム……

ハロウィンコスチューム

Mark Matousek/Business Insider


そして、グリーティングカード。

ハロウィンカード

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1階ほど分かりやすくはないが、自社ブランド商品が他ブランド商品に比べ、目立つように並べられている。「Simply Balanced」ブランドで提供されているパスタとパスタソースは、買い物客に対面するように、通路の入口に並べられていた。

パスタ

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しかし、ターゲットは地元のブランドのためにも、特別な展示スペースを割いていた。ニューヨークを拠点とするカミソリのブランドHarry’sは、その1つだ。

Harry's

Business Insider/Mark Matousek

出典:New York Business Journal

ハーレムで創業した「Shea Moisture」も展示されている。

Shea Moisture

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出典:Fast Company

ターゲットの自社ブランド「Goodfellow」といった衣料品は、一番下の階の中央に並べられていた。

Goodfellow

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Goodfellowについて、詳しくはこちら(英文)

多くの衣料品が、若く、ファッショナブルな消費者向けにデザインされ、売られていることに我々は驚いた。

衣料品のディスプレイ

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売り場の残りは、同社全体の販売戦略を反映している。ただ、値引き商品は少なく、その表示も、従来の店舗に比べ控えめだ。

おもちゃ売り場

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美容関連商品は、ターゲットが最近注力している分野だ。売り場のレイアウトも刷新され、オープンな空間、目に入りやすいディスプレイ、新しい照明デザインが取り入れられた。

化粧品売り場

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同日配達サービスにも力を入れている。これは、小売業各社が顧客の取り込みのために打ち出し始めたサービスだ。

同日配達サービス

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レジも特徴的だ。このコーナーでは、オンラインで注文した商品をピックアップできる。

レジ

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レジは、トレンドを反映したセルフレジ。

セルフレジ

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ヘラルド・スクエアの新店舗を訪れて分かったのは、業者間の競争が激しい場所でも、ターゲットには販売戦略と品揃えを適応させる能力があるということだ。

welcome看板

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[原文:We went to one of Target's new urban stores and saw the company's vision for the future of retail]

(翻訳:仲田文子/編集:山口佳美)

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