モバイル業界最大のカンファレンスである「モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress)」がもうじき開催される。サムソンのGalaxy S8が姿を見せることは恐らくない。つまり、今年はさほど変わり映えのしない新モデルのスマートフォンがいくつか展示されるだけとなるだろう。
2017年はiPhoneが発売されてから10年の節目の年だ。スマートフォンがIT業界全体をどれほど変貌させたのか、振り返るにはいい時期かもしれない。
Statistaのチャートを見ると、スマートフォンがモバイル市場に与えたインパクトの大きさがよくわかる。過去10年間でかつて人気があったガジェットの多くがその役割を終えた。スマートフォンの出荷額はこの間で536%増加したが、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、ポータブルGPSの出荷額は大幅に減少した。
だが、時代は動き続けている。最近の売上傾向を見ると、スマートフォンの時代も終焉に近づきつつあるようだ。そして、テクノロジー業界の大手はARなどの新しいテクノロジーを駆使し、もうひと稼ぎしようと目論んでいる。
Statista
source:Statista
[原文:Here’s how thoroughly the smartphone has annihilated other gadgets]
(翻訳:まいるす・ゑびす)