大人気のiPhone X。世界各地のアップルストアには長い行列ができた。
Rob Price/BI
先週末、iPhone Xが発売された —— そしてiPhone Xを手に入れようと、多くの人が数日前から行列を作った。
シンガポールからサンフランシスコまで、世界中のアップルストアで筋金入りのアップルファンが街角に長い行列を作った。この一風変わったユーザー主導の儀式は、アップルの大々的かつ慎重に計算されたiPhoneの発売では、おなじみとなっている。
Business Insiderでは、その光景を捉えるべく、ロンドンのリージェント・ストリートにあるイギリスのアップルストアの旗艦店に行ってみた。
ロンドンから世界の各都市まで、23枚の写真で行列の様子を見てしよう。
品薄だが評判は上々。どうしても手に入れたい熱心な人たちがいた。
Hollis Johnson
香港。肩がぶつかりそうだ。
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ロンドン。10人強しか並んでいないようだが...
Rob Price/BI
角を曲がると、200人以上が行列を作っていた。
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東京も同じ。
Tomohiro Ohsumi/Getty Images
ベルリンでも並んでいる。
REUTERS/Hannibal Hanschke
ニューヨークでも数百人が並んだ。この動画がその証拠だ。
ああ、まいったよ。もうたくさんの人が並んでいる。
NY5番街のアップルストア、人があふれている。
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先頭の客たちがストアのスタッフに拍手で迎え入れられた。
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ロンドンの行列の先頭に並んでいたアダムは、3日前の火曜日から並んでいると語った。実は彼は最初は日曜日の夜に来たが、まだ行列ができていなかったので、少し後にすることにした。
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熱心なアップルファンは、寝袋、アウトドアチェア、食料、さらにはテントまで持参。
Rob Price/BI
アップルは、先頭の方に並んでいた人たちにリストバンドを配布。受け取った人は夜は列を抜け、翌朝戻ってくることができた —— だが、リストバンドを受け取らず、徹夜で並びたがった人もいた。
もちろんメディアも取材に来ていた。行列にカメラを向け、インタビューをしていた。
Rob Price/BI
我々は発売前日の夜に突撃。ある男性はすでに4台を事前予約済み、家族のためにさらに2台買うと語った。別の男性は自分のためではなく、上司のために並んでいた。
Rob Price/BI
シンガポール。野宿して夜を過ごした。
REUTERS/Edgar Su
8時の発売開始に向け、アップルストアのスタッフも盛り上がってきた。歓声、拍手、ウェーブ。
Rob Price/BI
8時ちょうどドアが開いた —— 最初の一群が店内に案内され、まるでマラソンのゴールのようにスタッフからたくさんの祝福の声を浴びた。
Rob Price/BI
おそらく20人強が店内へ。一方、外にはまだ数百人が。
先頭にいたアダムはいなくなっていた。代わりにiPhone Xを最初に手にしたのは、有名シェフの息子、マルコ・ピエール・ホワイトJr(Marco Pierre White Jr.)氏だった。
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アップルのリテール部門のトップ、アンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)氏は、景観に配慮した新たな「都市の広場(town square)」型のアップルストアを推進してきた。新しいストアも3日、お披露目となった。数人の顧客とスタッフが車座になり、ちょっと奇妙ではあったが親しげに話をしていた。
並んでいた間に我々はホワイトJr氏に話を聞いた。彼はiPhone Xの価格を気にしていなかった。「たった1000ユーロ。2つ買うよ!」。
Jasper Pickering/BI
ロンドンのアップルストアへの入荷数は不明。アップルの担当者は回答を拒否した。30分くらい経ったが、まだ数百人が並んでいた。iPhone Xは供給不足とオンライン注文の出荷の遅れが伝えられている。iPhone Xを手に帰宅できる保証はない。
Rob Price/BI
ロンドンの様子を捉えた動画。
モスクワ。1番に手に入れたラッキーな男性たち。
REUTERS/Tatyana Makeyeva
バーレーンで1番にゲットしたのは、Ahmed Ali(アハメド・アリ)氏。
REUTERS/Hamad I Mohammed
香港。発売直後のiPhone Xがすぐに転売屋の手に。
発売当日、iPhone Xを買い取るための現金を握りしめる男性。アップルストアで買ったばかりの人たちが買い取ってもらっていた。
REUTERS/Bobby Yip
[原文:PHOTOS: The iPhone X is on sale now — and people lined up for days to buy it]
(翻訳:本田直子/編集:増田隆幸)