“VALU騒動”で謹慎中のYouTuberらが活動再開、所属事務所「チェック体制を確立していく」

個人の価値を株取引に似た仕組みで売買するプラットフォーム「VALU(バリュー)」での取引をめぐり、人気YouTuberらが批判・炎上したVALU騒動。無期限の活動休止を発表していたYouTuberらの一部が11月2日から活動再開していたことがわかった。復帰したのは、人気YouTuber「禁断ボーイズ」。復帰に合わせて公開した動画は、11月7日時点で400万回以上再生されている。

同じタイミングで活動を休止したヒカル氏やラファエル氏は含まれていない。

11月2日に投稿された、「ご報告」と題された動画。復帰時期は「(VALU騒動に関わったメンバーの)いっくんを除いたメンバー3人で決めた」。

「VALU騒動」とは?

ビットコインを使って、個人の価値を株式に見立てて売買できるプラットフォーム「VALU」。2017年5月のサービス開始以降、堀江貴文氏ら有名人も利用開始するなど大きな話題を呼んでいたなか、人気急上昇中のYouTuberヒカル氏、ラファエル氏、いっくん氏らが参入。高値で自身のVALUを売り抜けた行動が批判され、炎上した。3人は9月4日「いつも応援してくださっている皆様へ」と題された動画を発表し、無期限の活動休止を宣言していた。

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YouTuberグループ、禁断ボーイズの活動再開に際し、所属事務所のVAZ社はプレスリリースを配信。VALU騒動の再発防止策として、VAZ社が10月4日に発表した「⼀連の騒動と今後の再発防⽌の取り組みに関して」に従い、クリエイターの動画と活動のチェック体制を整えていくとした。

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所属YouTuberの活動再開を案内するVAZ社のプレスリリースの全文。同社公式サイトで公開した。

所属事務所から見た「VALU騒動」と「再発防止」

VAZ社はBusiness Insider Japanの取材に対し、活動再開の経緯について「動画投稿の(チェック)体制が事務所側で整ったという判断と、禁断ボーイズ側の意志とを考慮して(再開を決めた)」と説明する。

一方で活動休止の発端となったVALU騒動については、「(投稿される動画について)『面白ければいい』『話題になればいい』という意識が見られるようになっていたことで、不快に感じる方を生んでしまっていた」と振り返る(プレスリリースより)。

SNS上での所属YouTuberらの活動は、従来どおり「個人のセンスでの投稿を尊重していく」(VAZ社)。再発防止策として掲げる「動画の内容チェック」の収録内容へのディレクションや頻度については、「動画投稿をしていくなかで調整し、体制を確立していく」と手探りであることも率直に明かす。

ヒカル氏らの活動再開は「未定」「精神的にできる状態にない」

一方、「VALU騒動」に同様に関わったヒカル氏とラファエル氏の活動再開については、現時点でも「未定」のままだという。その理由として、「まだ、精神的に(動画投稿が)できる状態にない」(VAZ社)。VALU騒動の中心人物らの復帰は、可否も含めて慎重に判断していく様子がうかがえる。

(文・西山里緒)

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